12月25日から開始されたZOZOTOWNのサービス「ZOZOARIGATO」を巡りオンワードが掲載中止した事に端を発する「ZOZOばなれ」が話題となっています。
特に、EC販売でZOZO売上比率が高く、またZOZOTOWNの売上ランキングでも上位常連のRight-on(ライトオン)の退店は衝撃的で、それを受けて、今日はZOZOの株価も大きく値を下げ52週安値を割り込んでしまいました。
そんな中、昨日、2019年3月期第3四半期の決算発表を行ったユナイテッドアローズの竹田光広代表取締役社長がZOZOばなれの質問に回答。
「自社ECでは取り込めていない若年層や当社のブランドになじみのない顧客との接点として重要な場だと考えているため今後も共存していく」
とし、退店を否定。
ZOZOTOWNの前澤社長はこのニュースを自身のtwitterで引用して喜びを表現。
ユナイテッドアローズ社長「ZOZOは、自社ECでは取り込めていない若年層や当社のブランドに馴染みのない顧客との接点として重要な場だと考えているため今後も共存していく」https://t.co/vXCJA7MKUP— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2019年2月6日
ユナイテッドアローズはZOZOの成長を後押しした重要テナントで、現在も4-12月で100億円近い売り上げがあり、同社がZOZOばなれを否定したことはZOZOにとっては心強いニュースですね。
ただユナイテッドアローズも自社ECサイトの運営をこれまではZOZOの子会社のアラタナに外注していましたが、自社運営に移行するとのことで、EC売上高の半分を占めるZOZOTOWN中心のこれまでの方針から、自社EC中心へと移行する事を表明しています。
このことをZOZOばなれと報道しているメディアもあり、今後もこれまで通りの売上をZOZOTOWNで見込めるかは雲行きが怪しくなっているともいえます。
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