2014年秋冬メンズカジュアルヒット番付横綱はインナーダウン！

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繊維業界をファッション業界の業界紙「繊研新聞（せんけんしんぶん）」のオンライン「繊研＋（せんけんぷらす）」で今年秋冬のメンズカジュアルカテゴリーのヒット商品番付が発表されております。

秋冬メンズカジュアルヒット番付｜繊研＋
http://www.senken.co.jp/news/14aw-mens-hit/

横綱　インナーダウン
大関　チェスターフィールドコート
関脇　MA-1
小結　リブ付きパンツ
前一　ライダーズジャケット
前二　ケーブル編みニット
前三　アウトドア系ダウンジャケット
前四　アンクル丈ドレスブーツ

といった番付になっております。

インナーダウンは各セレクトショップが別注やオリジナルアイテムをリリースするなどわかりやすくヒットしましたね。
当F-logでも以下の記事で取り上げております。

セレクトショップのものだけでなく、ユニクロのウルトラライトダウンからNANGAやモンベルなどのアウトドアメーカーの高機能なものまで、幅広く人気になっています。
インナーダウン一枚でどんなアウターでもヘビーアウターになるので、どうしても一辺倒になりがちな冬のファッションに革新をもたらしたアイテムだと思います。

私自身も今年、NANGAのインナーダウンを購入しております。
※MADE IN JAPAN!!MADE IN SHIGA!!「NANGA インナーダウンジャケット」を買いました。｜F-STREET CHIEF'S BLOG

着ているのを忘れるぐらい軽くて着心地も良く、とても暖かいのでもう手放せない状態です。
インナーダウン、まだ体感しておられない方は是非、オススメです。

大関にはチェスターフィールドコートが番付されています。
今年の量産型大学生は「チェスターコート、ミドルゲージのニット、９分丈パンツ、変なラインのソックス、ニューバランスのスニーカー、ベースボールキャップorニット帽 」と揶揄されているほど若者を中心にチェスターフィールドコートが人気でした。
定番アイテムではありますが、若者に定番かと言えばそうでもないので、来年以降も人気を獲得するかは微妙なところだと思います。

関脇にはMA-1が番付されています。
MA-1だけでなくモッズコートなど今年はメンズ、レディース関係なくミリタリージャケットが流行りましたね。
セレクトショップなどからはショート丈のモッズコートなども発売されておりましたね。
「ミルスペックの本格的なものではなく、アームや身頃を細くしたタイプと、大きめサイズをだぼっと着こなすワイドシルエットの二手に売れ行きは分かれた」と、アメカジブームのような本物志向で流行したのではなく、ファッションアイテムとして流行した感じでした。
F-logでもURBAN RESEARCHやSTUSSYのMA-1などよくミリタリージャケットを取り上げております。



小結にはリブ付きパンツ。
9分丈パンツなど半端丈パンツの流れをくんでいると思われ、その延長線上には変わらずローファーなどの革靴やニューバランスなどのローテクスニーカーが変わらずヒットしている背景があるのではないかと思います。

その他前頭以降では、ライダースはダブルが、アウトドアジャケットはカナダグースやモンクレーなど比較的ハイレンジのハイスペックのものが売れているとの事で、全体的なイメージとしては動きやすさや暖かさを重視したアイテムチョイスになっているのではないかと感じます。

また現在のカジュアル市場は「ストリートミックス。オーセンティックなアイテムを無造作に組み合わせるトレンドが主流」との事。