2024年9月22日(日)、大阪市立長居障がい者スポーツセンターにて、障がいのある人もない人も一緒に楽しめる「ごちゃまぜフェス~みんなの楽しみと心配事を一緒に体感〜」が開催されます。
このイベントは、NPO法人VAROR(バロール)主催のもと、株式会社ワンピースと協力して行われ、ファッションを通じて共感と交流を促す場として注目されています。
「ごちゃまぜフェス」とは?
「ごちゃまぜフェス」は、障がいの有無に関わらず、誰もが一緒に楽しめるイベントです。障がいを持つ人々の生活に触れながら、日常の楽しみである「おしゃれ・趣味・食」を共有することで、地域共生社会の実現を目指しています。また、防災への備えや不安についても、医療的ケアが必要な子どもや大人を対象にしたワークショップなどを通じて、地域社会全体で理解を深める取り組みが行われます。
このイベントの目的は、障がいのある方とない方が日常的に支え合い、声を掛け合う文化を育むことです。「平時からの交流」が将来の防災時の支えにもなるという考え方をベースに、イベントを通じてお互いの理解を深めます。
見どころ①:ごちゃまぜファッションショー
ごちゃまぜフェスの目玉の一つが「ごちゃまぜファッションショー」です。
このショーでは、障がいを持つ人々だけでなく、難病を持つ人、健常者、大人、子どもが一堂に会し、多様なモデルが出演します。まさに「ごちゃまぜ」のショーであり、モデルたちはそれぞれの個性を活かし、自分らしさを表現します。
このファッションショーでは、2つのブランドが衣装を提供します。まず、「sanpo kuschel(サンポクシェル)」は「そのままの自分が素敵だよ」というメッセージを込めたコレクションで、参加者一人ひとりの個性を引き立てます。また、「Vieo(ヴィオ)」は「歳を重ねる美しさ」をテーマに、自由で自分らしいスタイルを応援するブランドです。
多様な人々が「そのままの自分が美しい」というメッセージを伝えるこのショーは、ただ見るだけでなく、観客にも自己表現の大切さを感じてもらえるでしょう。
見どころ②:服の交換会でサステナブルな選択を
「服の交換会」も、今回のごちゃまぜフェスで注目すべきイベントです。
この活動は「服を捨てない。作りすぎない。シェアして楽しむ♪」をコンセプトに掲げ、持参した洋服と会場内の洋服を交換するセルフサービス形式で行われます。
現在、国内では年間約48万トンの洋服が廃棄されています。そんな中、このイベントは不要になった服を捨てるのではなく、他の人と交換することで、環境への負担を減らし、持続可能なファッションライフスタイルを提案しています。また、交換を通じて生まれる新たなコミュニケーションや、新しいスタイルへの挑戦もこのイベントの醍醐味です。
参加者は、持ち込み1着と会場内の服1着を交換できるシンプルな仕組みです。交換により、服の寿命が延び、誰もが気軽に新しいスタイルを楽しむことができます。この活動は、2021年に始まり、これまでに4万人以上が参加した実績があり、持続可能なファッションを広める大きな力となっています。
SDGsウィーク2024との連携
この服の交換会は、全国5都市で同時に開催される『SDGsウィーク2024』の一環として行われます。持続可能な社会を目指す取り組みが盛り込まれたこのイベントは、SDGs(持続可能な開発目標)に賛同する人々が集い、環境や社会に貢献する活動に参加できる場として位置付けられています。
イベント概要
- イベント名:ごちゃまぜフェス~みんなの楽しみと心配事を一緒に体感〜
- 日時:2024年9月22日(日)11:30〜15:30
- 場所:大阪市立長居障がい者スポーツセンター「体育室」
- 参加費:無料
- アクセス:大阪メトロ御堂筋線「長居」駅1号出入口より北へ約140m、JR阪和線「長居」駅より東へ約220m
- 駐車場:62台(無料)
まとめ
「ごちゃまぜフェス」は、ファッションと交流を通じて、障がいのある人もない人も共に楽しめるイベントです。ごちゃまぜファッションショーや服の交換会など、多様なコンテンツを通じて、相互理解と共生社会の実現を目指しています。