創刊15周年『2nd』5月号は記念特大号!アメリカントラッドスタイルを学ぶ「アメリカントラッドの教科書」特集。

2nd 2022年5月号「アメリカントラッドの教科書」特集号 

『2nd(セカンド)』 2022年5月号「アメリカントラッドの教科書」特集号が2022年3月16日(水)に発売されます。

『2nd(セカンド)』は、平日の仕事服が1st(最重要)だとしたら、休日のカジュアル服が2nd(2番目)。

そんな休日スタイルを提案する、語れる洋服を集めた身近でリアルな大人のファッションメディアです。

2007年の創刊以来、2nd(2版目)のファッションを提案し続け、今号で15周年の節目を迎えます。

そこで通常よりも100ページ増の242Pにわたる大ボリュームの記念特大号で、創刊当初から謳い続けてきたテーマである「アメリカントラッド」について深掘り。

アメリカントラッド

『2nd(セカンド)』が創刊当時から打ち出している「アメリカントラッド」とは、ハーバード大学やコロンビア大学を含む8つのアメリカの私立大学(=アイビーリーグ)に通う学生たちの日常着に端を発した”アイビースタイル”や、名門私立高校に通う学生たちのスタイルから生まれた”プレッピースタイル”など、おもにアメリカの東部で生まれたトラディショナルなスタイルを指します。彼らの気取らない上品で洗練されたスタイリングは、日本のアパレル企業である「VAN(ヴァン ヂャケット)」が持ち込んだことによって、瞬く間に日本国内でも大流行しました。そして、いまだにカジュアルファッションにおいて根強いカテゴリとして人々に愛されています。

「定番トラッドブランド図鑑」



アメリカントラッドスタイルのマストアイテムとして、まず真っ先に思い浮かぶのが“ネイビーブレザー”。

そんな大定番のブレザーを展開しているブランドを「トラッドブランド」と定義し、総数36にもおよぶブランドの新作・定番・ヒストリーを網羅して掲載されています。

数々のトラッドな名品の源流となるアイテムを生み出した、まさにアメリカントラッドブランドの筆頭である「Brooks Brothers(ブルックスブラザーズ)」からは、アイテムとブランドの紹介に加え、2020年にディレクターに就任したマイケル・バスティアンへのインタビュー、ブランドの年表から名品紹介まで充実の内容となっています。

また「VAN(ヴァン ヂャケット)」や「J.PRESS(J.プレス)」、「SOUTHWICK(サウスウィック)」などの最重要トラッドブランドに関しては、よりブランドのことを知るための、深掘り企画も実施されています。

企画「『真夏の夜のジャズ』には、アメトラのリアルが詰まってる。」


アメリカントラッドなスタイルのなかでも主流となるアイビースタイルは、戦後から’60年代かけて発展してきたものです。

その時期に、アメリカの方が実際どのようなスタイルであったかは、映画や写真集などで垣間見ることができますが、なかでも究極にリアルな彼らのスタイルを収めた映画作品が、『真夏の夜のジャズ(原題:Jazz on a Summer’s Day)』です。

この企画では、この作品を愛してやまない「ビームス プラス」の3名が出演し、見逃してはならないシーン、そしてそのシーンに登場するファッションについて、非常にニッチな討論を繰り広げます。

また、「ジャズ」からアメリカントラッドを深掘りする企画に続いて、アメリカントラッドのいろはを学ぶことのできる名著の数々を紹介する「トラッドマンの本棚に欠かせない15の必読書」企画や、インスタグラムを通じて国内外問わずアメリカントラッドスタイルを発信し続けている“Mr.アメリカントラッド”、「FAIRFAX(フェアファクス)」代表取締役 慶伊道彦(けい みちひこ)氏の映画に影響されたスタイリングサンプル集など、ファッションと切っても切り離せない関係にある、様々なカルチャーを通してアメリカントラッドを学ぶことができます。

企画「TRAD SHOP GUIDE 頼りになるのは、あの店主がいる店。」


アメリカントラッド”なスタイルにはいくつかルールがあり、自由に服を組み合わせるだけでは成り立たないもの!

そこで全国各地に存在するアメリカントラッドなショップに赴き、頼れる店主やスタッフたちの指南を受けてきました。

スタッフたちによるお店のアイテムを使ったスタイリング提案や、彼ら自身のスナップおよび読者の皆様に向けた“トラッド指南”を掲載し、アメリカントラッド初心者はもちろん玄人の方も、多くの学びを得られるページとなっています。

伝説的なアメリカントラッドの名店「原宿キャシディ」の八木沢博幸(やぎさわ ひろゆき)氏も、シャツ、バスクシャツ、コーチジャケットを使ったカジュアルなコーディネイトで登場。彼のスタイルは定番アイテムで構成されているため、非常に参考になること間違いなし!

企画「老舗メンズショップ探訪。」


アメリカントラッドショプガイドでも紹介しているように、アメリカントラッドなセレクトショップは全国に多数ありますが、売れ線などには目もくれない、昔ながらの「メンズショップ」というカルチャーも存在します。

そんなメンズショップを愛してやまないファッションエディター、山下英介(やました えいすけ)氏プロデュースの「老舗メンズショップ探訪」企画!

店頭で販売されているアイテムは、長年アメリカントラッドを見続けてきた店主によるユニークかつ説得力のあるセレクト。

さらにお店の雰囲気も、いい意味で流行とはかけ離れたいわゆる“レトロ”な風貌で、旧き良き趣が感じられます。

そんなお店のリアルな姿を捉えるため山下氏に依頼し、愛機のライカのカメラを片手に3件のメンズショップを取材してきてもらいました。一見コワモテでも本当は優しい店主たちの姿までもが魅力的に映る、そんな眺めているだけで新鮮かつ楽しいページをお楽しみください。

企画「トラッドなヘアスタイルの作り方」


アメリカントラッドスタイルを作り上げるのはファッションだけに留まりません!

コーディネイトに合わせてその日の靴を選ぶように、ヘアスタイルも自由にスタイリングできれば、アメリカントラッドなスタイルは一段と魅力を増します。

単にクラシックなだけでなく、少しのモダンさをプラスした4つのヘアスタイルと、そのハウツーをご紹介します。指南してくれるのは『2nd(セカンド)』でも活躍するヘアメイクアップアーティストの山田大輔(やまだ だいすけ)氏。

カッチリしすぎず、かと言ってカジュアルすぎない絶妙な塩梅のヘアスタイルを指南してくれました。