ZOZOがヒートテックを圧倒(?)する吸湿発熱肌着「ZOZOHEAT」を発売!その実力は!?

大々的にブチ上げたフルオーダー(ではなかった)のビジネススーツ「ZOZO2Bスーツ」で大コケしているZOZOTOWNが展開するプライベートブランド「ZOZO」が今度はユニクロのヒートテックをあらゆる面で圧倒する吸湿発熱インナー「ZOZOHEAT」を発売しました。


ZOZOTOWNのページ上では露骨にユニクロのヒートテックと比較し、全ての数値で圧倒しているところを見せ付けています。


ZOZOHEATは吸湿発熱インナーもデニムパンツなどと同じく「SでもMでもないY(yoursiez)」を強調。
1000サイズ以上を用意しているそうです。
ただ様々な色や型や商品、のあるヒートテックに対し、ZOZOHEATはメンズ、ウィメンズそれぞれ2型2色づつしかないので、サイズが多い方が良いのかバリエーションが多い方が良いのかは評価の分かれるところです。

価格面でも無店舗販売という強みを生かし、商品単価はヒートテックよりわずかに安く(税込79円)設定。
といっても、無店舗販売で必ず送料200円がかかるため、1着単位で考えるとヒートテックよりは実質100円ちょっと高くなります。
※3着以上のまとめ買いでヒートテックより安くなります。

実質的な価格は1着だとZOZOHEATが期間限定価格で990円、ユニクロのヒートテックが853円となりますね。実質価格で考えるとむしろ高いのであまり割安感はないですかね。

吸湿発熱温度はヒートテックが2.5度だったのに対し、ZOZOHEATは2.9度と16%も上回っています。ただ、なぜかヒートテックは長袖もあるにも関わらず8分袖で比較されており、それが吸湿発熱温度のどんな影響を及ぼすかはわかりませんが、比較上、袖の長さも25%勝っています。

最大の注目はコットン仕様のものを用意している点。
個人的に、化繊が肌に合わず、ヒートテックは来ても不快感しかないので、コットン仕様嬉しいのですが、コットンが95%で、5%もポリウレタンが含まれているので、私の体には合わなそうな予感です。
またポリウレタンが含まれている事で、かなり伸縮性の高いストレッチの効いた生地になっていると予想され、かなり体に密着してしまうのではないかと推測されます。それがピッタリサイズと認識させるには都合が良いとは思いますが、ポリウレタンは加水分解するため、劣化していくのと、また伸びに弱いので早い段階で伸びてyourサイズではなくなるような懸念があります。

予想としては吸湿発熱というよりかなり蒸れそうなイメージ。

またコットン95%、ポリウレタン5%というのは既にベルメゾンがHotcottで実現し、発売しており、こちらは肌側はコットン100%パイル編みとなっており、今のところ、仕様がはっきりしていないZOZOHEATよりはこちらの方が肌には無難かなと感じます。
値段も税込990円です。更に綿100%のものも1990円で用意されています。

といっても試さずに合わないと決めつけるのもどうかなと思い、1着注文してみました。
着てみて、コットン100%のものに引けを取らないものだとこれは素晴らしいと思います。

ビジネススーツでは散々な目に遭いましたが、果たして・・・

ZOZOのオーダースーツ(2Bスーツ)は技術レベルの問題でキャンセルに

また通常版の製品ではウールのチクチクを抑えたメリノウール混となっていますが、そもそもウールは5%しか含まれていないため、体感でメリットが感じられるかは不明です。

とにもかくにも上記通り、注文してみましたが、さて果たして何日で届くでしょうか。
また品質はどうでしょうか。検証してみたいと思います。

またこの発表を受けて株価は市場が開いてすぐに反応し、前日終値比108円高となる2398円まで買われましたが、その後は失速。前日比24円高の2314円で引けています。

ビジネススーツ発表後に一気に株価が高騰したのとは対照的な反応で、製品への不安や配送遅延などへの危惧と共に、低価格の商品の投入で、必達項目であるプライベートブランドの売上高200億円への寄与度が少ないと判断されたものと思われます。

あまりにサイズが合わず、サイズの許容範囲の大きい当初の予定と異なった古い形のアメトラ型の土管型と揶揄されるビジネススーツで今も苦情ツイートが溢れ返っており、株価が半額以下に沈んでいる原因となっていますが、ZOZOHEATが起死回生の商品になるのか、注目ですね。



販売ページはこちら➡ZOZOHEAT|ZOZOTOWN