ZOZOスーツ生産失敗でドット柄の全身タイツに仕様変更。

昨年10月に発売を打ち出したZOZOTOWNのZOZOSUIT(ZOZOスーツ)。


伸縮センサーを使った画期的な技術を用いた採寸用スーツで、発売発表当初、送料のみで販売するという大々的なキャンペーンが打たれました。

しかし、その後、ZOZOスーツは全然送付されず苦情が殺到していたようです。
私も発売当日に注文しましたが、もはや注文したのも忘れていました。

そのZOZOSUIT、開発に失敗したそうで、4月27日に発表された2018年3月期の決算発表の中で、ZOZOSUITの開発のために実施した設備投資14億8600万円をはじめ、特別損失40億円を計上。

また子会社化する予定だった伸縮センサーの技術を持つニュージーランドのストレッチセンスとのコールオプション契約の締結を中止したことにより、実質、伸縮センサーという革新的技術を使ったZOZOSUITの製造はなくなりました。

かわりにZOZOを運営するスタートトゥデイの子会社が開発したというドット柄の全身タイツへ仕様が変更となり、新たな仕様で送付開始するそうです。


これを着てスマホカメラで360度全身を撮影し計測するスタイルのようで、ZOZOSUIT自体に特に革新的なテクノロジーが注入されているようなアナウンスはなく、どちらかというと採寸計測アプリの開発に成功した感じで、ZOZOSUIT自体は現状の印象ではドット柄の全身スーツのイメージです。

私は6月に受け取れるようです。

ZOZOSUIT送付開始のメールには「技術改革と研究開発により、製品の大幅な仕様改良に成功」と書かれており、サラッと読むとバージョンアップしたと受け取ってはいますが、よくよく読むとバージョンアップしたとは書かれておらず「仕様改良」したものが届くという形です。
一応、洗濯できるようになったなどのメリットがあるようですが、採寸にそう何回も着るものでもなく、洗濯出来るようになったメリットがどれほどのものなのかは定かではありません。

こうした経緯や、革新的な技術を使った未来的なビジュアルに期待していたtwitterユーザーからは99%が仕様変更に怒りや悲しみのこもったツイートが多く、炎上といっても良い状態になっています。

個人的にも損得がどうとか、無料だからとかではなく、発売発表当時の、スマホを初めてみた時のような未来への高揚感がなくなったガッカリ感が凄いですね。

公式:新ZOZOSUIT