久しぶりの気になったファッションニュース
以前は毎日更新していた「#気になったファッションニュース」ですが、最近は、この企画に頼らなくても記事が書けるようになってきた事と、この記事の為に、気になるファッションニュースを探すという本末転倒な流れになりつつあったので、近頃はあまり更新する事もなかったのですが、今日は本当に気になる記事があったのでご紹介しておきたいと思います。コンゴは本当に「世界で最も貧しい国」なのか?:サプールの事例から考えるメディアのありかた
最近、SNSを中心に話題になった”世界で最も貧しい国の一つであるコンゴ共和国”にラグジュアリーブランドのスーツを着て闊歩するサプール(Sapeurs)と呼ばれるオシャレ集団がいるという記事が多数シェアされていた。その記事はNHKの番組を見て書き起こしたもののようだが、その記事に対し「世界に世界を説明するメディア THE NEW CLASSIC」が疑問を投げかけている。
コンゴは本当に「世界で最も貧しい国」なのか?:サプールの事例から考えるメディアのありかた|THE NEW CLASSIC
http://newclassic.jp/18838
書いたんだけど、長いし読まれないと思うけど、元記事は2万シェアだから頑張って欲しい / コンゴは本当に「世界で最も貧しい国」なのか?:サプールの事例から考えるメディアのありかた http://t.co/agtOiGnuBL pic.twitter.com/S5XtrB0A54
— Ken ISHIDA (@ishiken_bot) 2015, 1月 15
ちゃんと調べるよってコンセプトのメディアで、ちゃんと調べられていない記事が同メディア史上おそらく最もシェアされているっていうのはとてもシュール 世界で最も貧しい国の男たちが全力でオシャレする理由 しらべぇ http://t.co/VpjlU2XGD2 @sirabee_news
— shuta akabane (@bunny5567) 2015, 1月 13
まずほとんどNHKの番組の書き起こしだし、典型的な「アフリカ=貧しい」みたいなステレオタイプな見方で書かれているし。コンゴのGDPとか見てみればいいのに
— shuta akabane (@bunny5567) 2015, 1月 13
記事ではコンゴは本当に世界で最も貧しい国なのか?という事や、大半の国民が1日1ドル以下で生活しているのか?やサプールは平和の象徴か?といったところに疑問を呈し、解答が示されている。
私自身も元記事を読んだ時、「本当に貧しい人なのか?ザプールの人達は金持ちなんじゃ?」などと疑問を持っていたので、物凄くスッキリする記事です。
THE NEW CLASSICは以前に私もご協力させて頂いていましたが、実に興味深いメディアです。
「NCは良い感じに収益化出来るまでちまちまとやっていきますよ。」との事ですが、良い感じに収益化されるのが楽しみでしかたないです。
ユニクロ中国下請け工場の労働環境改善へ
もうひとつはユニクロの脱ブラック企業に向けた取り組みの一つ。過去、ユニクロは確かにブラック企業体質が色濃く、裁判でも負け、世間にも「ユニクロで働くのは命がけ」といったようなイメージを持たれてきました。
※ユニクロがブラック企業裁判敗訴!
そうした事もあり、ユニクロは柳井会長を筆頭にブラック企業脱却と、ブラック企業イメージの排除に全力を挙げて取り組まれているように思えます。
ユニクロが女性確保に4時間正社員制度を実施
ユニクロの年収テーブル公開で国民騒然。28歳で年収1000万円越え?
そんなユニクロが前述、裁判に負けた理由にもなった中国工場の労働環境の改善に乗り出すようです。
ユニクロ中国下請け工場の労働環境改善へ 行動計画を発表|Fashionsnap.com
http://www.fashionsnap.com/news/2015-01-15/uniqlo-china-worklabor/
ユニクロ商品の生産に係わる中国の2工場における長時間労働などが香港を拠点とするNGO団体から指摘された問題で、一部を除いて事実関係を認めたファーストリテイリングが1月15日、労働環境の改善に向けた行動計画を発表した。今後1ヶ月以内に第三者機関と連携して改善状況の確認を行うほか、他の取引先工場に対しても現行の労働環境モニタリングを強化し、直接的な取引関係がない素材工場でも同モニタリングを2月以降から順次導入していくという。
これまでの事はともかく、こうした動きをトップ企業が実施する事は非常に価値がありますね。
4時間正社員制度や年収テーブルも、まだイマイチ、中身が伴ったモノという印象は持てませんが、こうした取り組みを継続的に続けられていく事がユニクロの信頼度の向上と、アパレル業界の発展に繋がるのだと思います。
ユニクロの脱ブラックに向けた取り組みはこれからも注目して行きたいです。