アパレル業界国内最大手、世界でも売上高第四位を誇るユニクロが店長らの過酷な労働環境を指摘した書籍「ユニクロ帝国の光と影(横田 増生 文藝春秋)」によって名誉を傷付けられたとして、発行元の文藝春秋を相手取り、出版差し止めや損害賠償を求めた裁判で、最高裁第3小法廷(大橋正春裁判長)は9日付で、ユニクロ側の上告を受理しない決定をしたとの事。
一審・二審ではユニクロが訴えた「ユニクロは、店舗運営において、苛烈で非人間的な労働環境を現場の店長ら職員に強制し、また、その取扱い製品の製造を委託している海外生産工場において、劣悪で過重な奴隷労働を行なわせているかの如き表現」部分に対し、一審の東京地裁では「月300時間以上、働いている」と本で証言した店長の話の信用性は高く、国内店に関する重要な部分は真実」と指摘し、更に「中国工場についても現地取材などから真実と判断した理由がある」"と指摘。
ユニクロの請求を棄却していました。
最高裁でユニクロの敗訴が確定し、ユニクロに対するブラック企業批判の声を退ける事が出来ませんでした。
ユニクロは最近、4時間正社員制度の導入(ユニクロが女性確保に4時間正社員制度を実施)や16000人正社員化(アパレル・ファッション業界に正社員化の波。なぜ?どうなる?)、年収テーブルの公開(ユニクロの年収テーブル公開で国民騒然。28歳で年収1000万円越え?)など、人材確保とブラック企業批判に対する対策を講じてきましたが、そうした動きに足かせとなるような判決で、柳井会長も頭が痛いのではないでしょうか。
ユニクロはまだまだ2020年売上高5兆円というとてつもない目標を掲げており、今後、大量出店も計画されていますので、そうした企業成長についていけるだけの採用活動が出来るかどうかが焦点となってくるはずで、更に大胆な施策を講じていくと思われますので、興味として、次はどうした作戦が飛び出すのか非常に楽しみです。
一審・二審ではユニクロが訴えた「ユニクロは、店舗運営において、苛烈で非人間的な労働環境を現場の店長ら職員に強制し、また、その取扱い製品の製造を委託している海外生産工場において、劣悪で過重な奴隷労働を行なわせているかの如き表現」部分に対し、一審の東京地裁では「月300時間以上、働いている」と本で証言した店長の話の信用性は高く、国内店に関する重要な部分は真実」と指摘し、更に「中国工場についても現地取材などから真実と判断した理由がある」"と指摘。
ユニクロの請求を棄却していました。
最高裁でユニクロの敗訴が確定し、ユニクロに対するブラック企業批判の声を退ける事が出来ませんでした。
ユニクロは最近、4時間正社員制度の導入(ユニクロが女性確保に4時間正社員制度を実施)や16000人正社員化(アパレル・ファッション業界に正社員化の波。なぜ?どうなる?)、年収テーブルの公開(ユニクロの年収テーブル公開で国民騒然。28歳で年収1000万円越え?)など、人材確保とブラック企業批判に対する対策を講じてきましたが、そうした動きに足かせとなるような判決で、柳井会長も頭が痛いのではないでしょうか。
ユニクロはまだまだ2020年売上高5兆円というとてつもない目標を掲げており、今後、大量出店も計画されていますので、そうした企業成長についていけるだけの採用活動が出来るかどうかが焦点となってくるはずで、更に大胆な施策を講じていくと思われますので、興味として、次はどうした作戦が飛び出すのか非常に楽しみです。