私服をかっこよくする簡単な方法は・・・

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私もいつも愛読しておりますが、今回も相当気になる記事を配信してくれています。

※東洋経済オンライン過去記事
ファッションショーのあの奇抜な服、誰が着てんねん!
ファッショントレンドの仕組みと仕掛人を知っておこう。

今回は「LEON直伝!私服をかっこよくする簡単な方法 モテるビジネスオヤジの作り方 ファッション編」として、チョイワルでお馴染みのファッション誌「LEON」の総編集長・西園寺薫氏にインタビューしております。

LEON直伝!私服をかっこよくする簡単な方法|東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/30317

簡単にまとめますと。

1. LEONはイタリア男がなぜかっこいいのかを研究している。
2. LEONは現在中国版と韓国版も発行している。
3. 男性ファッションの世界の2トップはイタリアと日本である。
4. 創刊直後は、ノータイでシャツの胸のボタンを3つぐらい開けるチョイ不良(ワル)スタイルを提案していたが、現在はスーツでタイドアップしてきちっとするのがカッコイイと思っている。
5. カジュアルな私服をカッコよくする簡単な方法は「上下黒で統一する」事。男はシンプルにまとめた方がかっこいい。

といったところです。
LEONはタイアップ広告が多く、比較的スポンサーにも左右される雑誌とも言えると思うのですが、確固たるスタイルを確立しており、プッシュする商品も色をしっかり付けられる非常に提案力が高い、流行を作れる雑誌という印象です。

手本とするのがイタリアとアメリカという違いからしてスタイルは全然正反対ぐらい違いますが、そういった雑誌の作りや武器、ターゲット層など、雑誌としてはFREE&EASYとイメージが重なる面が多いかなと思っております。

その提案力のあるLEONが最近プッシュしているのが、あまり大きく着崩さず、タイドアップしてキチッとするスタイルだそうです。奇しくもFREE&EASYもIVYに寄せており、非常にキチッとしたスタイルの提案が増えてきています。

そのキチッとしたスタイルの中で、ネクタイを意図的に曲げて着用するなどの「チョイハズシ」を提案しているという事で、オススメする私服をカッコよくする方法も「無駄な装飾のない服で、上下黒で統一するシンプルスタイル」を提案されています。

一昔前はオシャレなものを見た時に男性が「カワイイ」と表現するのが流行りましたが、多少使い方に違いはあれど最近はすっかり「シンプル」がキーワードになっていますね。

一般的には不景気になると「シンプル」で「使い勝手のいい」、「飽きの来ない」「長く使える」アイテムが流行るとされていますが、不景気というよりはファッションに使う金額の低迷がこういった流れを生んでいるのかなとも感じます。

この提案も、私服をかっこよくする"簡単な"方法、という事で、「簡単=お金をかけず」といった方法でもあり、そうなると上下黒で統一というのは有力なのですが、上下の服を選ぶ楽しみを奪う事にもつながりかねず、こういった最近の流れを打破したいと考えている私としましては、「私服をかっこよくする"簡単な"方法」は「ファッションに少しでも興味を持つ」といった意味合いで「とりあえずどれでもいいからファッション誌を買ってみる」という事を推奨してみたいと思います。

LEON自体はターゲット層が高めで、掲載アイテムの金額はなかなかのものがありますが、こうしたHOW TOに関しては幅広い層の人に役立つのではないでしょうか。
取り入れられる部分は多いに取り入れて行きたいですね。

そしてジローラモさんばりにモテればなおいいですね。