ユニクロ国内既存店売上高は5カ月ぶり2桁増

冬商戦に入り、ヒートテック、ダウン、フリース、カシミヤなど防寒商品に強みを持つユニクロが好調な売れ行きを見せていますが、ここに来て5ヶ月ぶりに国内の既存店売上高が前年同月比2桁増(15%アップ)となったようです。

1月のユニクロ国内販売は5カ月ぶり2けた増|msn産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140204/biz14020416160016-n1.htm

 ファーストリテイリングが4日発表したカジュアル衣料チェーン「ユニクロ」の1月国内既存店売上高は、前年同月比15・0%増と、5カ月ぶりに2けたの伸びをみせた。プラスは3カ月連続。
 1月は中旬にかけて、気温が低かったことから、「ヒートテック」などの冬物衣料の販売が好調だった。また、客単価も4・6%増で4カ月連続で上昇している。

1月がかなり厳しい寒さになったことが追い風になったようで、特にヒートテックの売り上げが伸びているようです。

競合他社も発熱インナーのような高機能インナーと呼ばれる商品を開発し、リリースしていますが、ここの領域でのユニクロの先行者利益は物凄く、まだまだ他社製品がヒートテックのパクリというようなイメージを維持しています。

他社製品がヒートテックに近い名前を付けてしまったのもそれを助長してるようにも思いますが、この分野ではまだまだユニクロが先行して行きそうですね。

ですが、今シーズンのヒットという点では材料に乏しく、過去にヒットさせたダウン、フリースなどは競合他社の健闘も光り、存在感が徐々に薄らいで来ているようにも感じますので、ユニクロとしましては得意の冬物衣料から次のスマッシュヒットを出したいところではないかと思います。

海外戦略が好調で、売り上げ1兆円を越え、アパレル業界の世界第四位に進出したファーストリテイリングの次の商品の仕掛けには、見せ方売り方など、手法から注目しています。