少し古いニュースですが、ジーンズ業界の苦境は意識的に取り上げようということで。
リーバイスが円安での仕入れコストの増加に伴い501シリーズを値上げすると発表しました。
LEVI'Sが501シリーズの一部を値上げ|WWD
リーバイ・ストラウス ジャパンは、「リーバイス」の定番デニム「501®」の一部を値上げする。「為替市場の急激な変動により、仕入れコストの大幅アップを余儀なくされた」ことから、現在の価格を維持することが困難になった。改定時期は、2014年2月1日。対象商品は4型で、いずれも1000円程度価格が上がる。
そもそも円高の時に仕入れコストは低くなったわけで、その時に値下げしたのか?という話ですが、為替が100円少しになった程度で値上げが必要なレベルだと苦しいですね。
消費税が上がってからの値上げではより高くなった印象を与えますし、LEVI'Sとしては質を落とすよりは値上げをしてブランドイメージを守ろうといったところでしょうけど、EDWINの倒産があったばかりでもありジーンズメーカーが苦しいというイメージを増幅させるだけに思います。
近年の501がそれほどの価値があるのかといった面でも、例え1000円でも値上げするのは得策じゃないように思いますが。
LVCから出す製品で質は担保しているのだから、レギュラーモデルの501は実を落としてでも割安に設定し、親しみやすくするのも手かとは思うのですが、現在、LEVI'Sではプレミアム感のあるワンランク上の上質ブランドへとブランドイメージを上げるブランディングしており、そういった兼ね合いもあっての措置でしょうかね。
私ならこの値段となるとレギュラーモデルの501でなくても…と思ってしまいます。