アディダスが業界を変える工場「スピードファクトリー」による初のフューチャークラフトシューズを発表

2016年9月21日(水)アディダスがドイツ・アンスバッハに設置した業界に変革を起こす工場「スピードファクトリー(SPEEDFACTORY)」で製造された初の製品となる「adidas Futurecraft M.F.G. (Made for Germany) (アディダス フューチャークラフト エムエフジー:ドイツ向け)」を発表しました。


絶妙なフィット感が得られる「adidas Futurecraft M.F.G.」は、アディダスが業界の流れを変えていこうとする第一歩となります。これはアディダス スピードファクトリーで製造される初の高性能フットウェアであり、消費者が望むフィット感と機能的ニーズに対応したフットウェアの製造が可能となりました。

スピードファクトリーの開発過程、及び「adidas Futurecraft M.F.G.」では、個々のニーズに応える高度な製品生産を確立します。この製品はアディダスのランニングシューズの一部として販売され、将来的に他のカテゴリーにも展開することを視野に入れた、アディダス初の試みとなります。

アディダスの戦略構築担当副社長であるJames Carnes(ジェームズ・カーンズ)はこう語っています。「adidas Futurecraft M.F.G.」の発表は、業界にとって決定的な転機となります。スピードファクトリーには業界を大きく変えるイノベーションがあり、世界中どこでも実現することができます。まさに研究室を外に出していくようなものです。これにより独自の製造スピードと、慣例的なプロセスを再考する柔軟性も同時に持つことができるようになるのです。その第一歩となるのが「adidas Futurecraft M.F.G.」であり、我々は消費者が欲しい物を、欲しい時に供給することを目指していきます。

製品は極めて高精度な設計となっており、アスリートが走る際の足の動き方を正確に、詳細に理解するためのARAMIS(アラミス)技術を利用しています。このために3ストライプのケージと従来のヒールカウンターに代わり、靴の異なった部分に一連のパッチを配置するという手厚いサポートを実現しました。

「Futurecraft M.F.G.」には革新的な接合処理が採用され、耐久性が高まっただけでなく、アディダスの直近のランニングシューズ同様に画期的なBOOST™テクノロジーによる反発力も備わっています。

最後に重要な機能は柔軟性を高めるためにアウトソールに収められた新しいトルションバーです。製品にはPRIMEKNIT(プライムニット)アッパーが採用され、絶妙な履き心地とサポート、そしてスタイルを創り出すためのあらゆる要素を兼ね備えています。

また、アディダスのデザイン担当副社長、Ben Herath(ベン・ヘラス)はこう語っています「デザインの観点から言うと、スピードファクトリーは理想的な靴を創り出すための新しい方法を探求する機会を与えてくれました。ここでは製品性能の将来を形作るためのデータや分析を利用することができます。実生活に即した視点でシューズを創り出すことができ、アスリートをサポートすることができます。adidas Futurecraft M.F.G. は心躍る第一歩です。」

スピードファクトリーにより、最終的にアディダスでは具体的な消費者のニーズに応えたシューズを創り出せるようになります。アンスバッハ工場による初の製品はドイツ向けに製造されたもので、ドイツ市場で独占的に販売されます。アディダスは近い将来このアプローチを他の市場にも展開する方針であり、次のスピードファクトリーモデル展開は米国アトランタのチェロキー郡で同様の工場が建設中と発表されています。



公式:フューチャークラフトシューズ|adidas