ABCマート創業者が日テレ上重聡アナに利益供与との報道

情報番組「スッキリ!!」の新司会者に抜擢された日本テレビの上重聡アナが自宅マンション購入時に、ABCマート創業者の三木正浩氏から多額の融資を無利息で受けていたとして、利益供与の可能性があると週刊文春が報じています。

また週刊文春によると報道機関である民放の社員がスポンサーから金品などの便宜を図ってもらうこと自体、重大なコンプライアンス違反であり、上重アナの行為は日テレの社員就業規則の懲戒事由に該当する可能性がある。との事。

利益供与とは「会社が特定の株主に対して利益を提供すること」で会社法により処罰の対象になる(weblioより)との事で、記事を読む限りは、双方が違法性を認識していなかった可能性が高そうですが、週刊文春は上重アナの番組司会者としての資質や、メディア人としての倫理が問われる問題となりそうだと指摘しています。

また日本テレビは「当社アナウンサーの上重聡が、ABCマートの三木元会長と個人的に面識があるとは聞いておりますが、それを理由に当社がABCマートに対し、特別な便宜を図った事実は一切ありません。」と回答したとの事。

ただ、「スッキリ!!」とABC-MARTは昨年5月29日放送回や9月3日放送回で「今までにない新しい靴」をテーマにコラボレーションしているなど、今後、その関係性などが指摘されそうです。

一般的な感覚では、1億7千万とも報じられているほどの大金の融資を無利息で受けるというのは、よほど信頼した相手でも考えにくい事であり、その特別な関係性に興味が集まりそうです。

上重聡アナはPL高校時代・立教大学時代は黄金世代と呼ばれた松坂世代の有力投手で、プロ注目の投手でしたが、大学三年時に早々と日本テレビのアナウンサーに内定し、世間を驚かせました。
その後はハンカチ王子として人気を博した斎藤祐樹投手(日本ハム)が大学時代にアナウンサーへの興味を公言するなど、大学野球の選手の新たな進路先としての開拓者的存在となっています。

非常に人気のあるアナウンサーで、人気番組の司会にも抜擢されたばかりの旬のアナウンサーでもあるだけに、インパクトのあるニュースとなりそうです。

出典:日テレ「スッキリ!!」新司会・上重聡アナ「1億7千万円マンション」利益供与