古着屋JAMが「第7回ファッションECアワード」のフォーカス賞を受賞

株式会社繊研新聞社が発表した第7回「ファッションECアワード」において、大阪市に拠点を置く古着小売りのJAMトレーディングが運営する「古着屋JAM」が、フォーカス賞を受賞しました。このアワードは、繊維・ファッションビジネス業界の専門紙「繊研新聞」が主催し、ファッション企業やITサポート企業など約100社からのアンケート回答を基に評価が行われます。


古着屋JAMの評価ポイント

「古着屋JAM」は一点物の古着をECサイトで販売するという独自のノウハウが高く評価されました。細かくカテゴリー分けされた販売ページは、ユーザーが店舗での買い物と同じように「掘り出し物」を探す体験を提供しています。また、同社は「ささげ」(撮影・採寸・原稿作成)の効率性を強みとしており、メジャーで採寸した数値をそのままデータとして入力できる機器を活用するなど、運用面での創意工夫が進んでいます。

これにより、ECサイトながらも実店舗のような魅力的なショッピング体験をユーザーに提供できる点が、受賞の決め手となりました。

他の受賞企業とその特徴

フォーカス賞には「古着屋JAM」とともに、「アークネッツ」(リストリクト)が選ばれました。「アークネッツ」は宇都宮市を中心に18店のセレクトショップ「アーク」を運営し、親しみやすいコンテンツと接客感が評価されました。YouTubeチャンネルによる情報発信も注目を集めています。

エクセレント賞には、4年連続の「ドットエスティ」(アダストリア)をはじめ、初受賞の「オンワード・クローゼット」(オンワードデジタルラボ)、「パルクローゼット」(パル)が選ばれました。

「ドットエスティ」は他社の商品も販売するオープンマーケット化やOMO(オンラインとオフラインの融合)型店舗「ドットエスティストア」の運営、多角的な運営が評価されました。


「オンワード・クローゼット」はOMOの推進、「クリック&トライ」の導入、コンテンツの質の高さなどが評価ポイントでした。


「パルクローゼット」はSNS投稿業務の評価制度や、AIチャットボットなど先進的なサービスの導入が評価されました。


サポート賞には、画像・動画、UGC(ユーザー生成コンテンツ)やインスタグラムのコンテンツを統合管理する「ビジュモ」と、接客チャットを一元管理できる「チャネルトーク」(チャネルコーポレーション)が選ばれました。

ファッションECサミットの開催

繊研新聞社は、今回の受賞企業を招いて「ファッションECサミット-第7回ファッションECアワード記念講演」として無料ウェビナーを実施します。


ウェビナーでは、受賞企業の担当者が登壇し、最新のEC戦略やサービス事例を紹介します。セミナーの詳細や視聴の申込みについては、繊研新聞社のイベントページで確認できます。

繊研新聞社について

1948年創業の株式会社繊研新聞社は、ファッションビジネス情報を提供する「繊研新聞」(日刊紙および電子版)の発行を中心に、展示会や人材教育、セミナー、出版など多彩な事業を展開しています。2023年には75周年を迎え、「繊維・ファッションビジネスの総合情報企業」として、業界の発展に貢献しています。

会社名: 株式会社繊研新聞社

所在地: 東京都中央区日本橋箱崎町31-4 ONEST箱崎ビル

代表者: 代表取締役社長 佐々木幸二

拠点: 東京都中央区(本社)、大阪、名古屋(支社)、九州、上海(支局)

URL: 繊研新聞社