PANECO Art Project: ガーナの古着衣類大量廃棄問題に挑む

 繊維リサイクル企業PANECO は、新たなプロジェクト 『PANECO Art Project』 を通じて、ガーナの古着衣類大量廃棄問題に立ち向かい、ファッションロスゼロへのチャレンジをしています。

このプロジェクトは、アート作品の販売を通して廃棄衣類の再生に挑戦し、その売上げの20%をガーナの社会プロジェクトへの寄付に回されます。

ガーナの古着衣類大量廃棄問題との向き合い

ガーナでは、古着市場に積み上がる廃棄衣料が大きな課題となっています。『PANECO Art Project』は、これに直面し、廃棄衣類を原料にしたPANECO boardにアーティストが描いた作品を通じて問題に取り組んでいます。

更に、プロジェクトは売上げの一部を**【Hand Day Go, Hand Dey Come Project】**に寄付し、現地での解決策の模索を支援します。

地元の協力と共創

【Hand Day Go, Hand Dey Come Project】は、ガーナの人々に寄り添い、現地で求められる解決策を共同で模索しています。パフォーマンスや一方的な支援ではなく、現地の人々との共創を重視しています。PANECOチームは過去の2年間にわたり、ガーナを訪れ、五感で地元の実情を理解し、問題に真摯に向き合ってきました。

持続可能なファッションの提案

ファッション廃棄物を発展途上国に送る行為が不公正であると認識し、このプロジェクトを通じて、ファッションの消費と廃棄についての再考を促しています。パネルボード「PANECO®」を使用し、美しさと機能性を備えた繊維リサイクルボードを製造することで、ファッション廃棄物の問題に革新的なアプローチを提案しています。

『PANECO Art Project』の展望

このプロジェクトは、アートとファッションの融合を通じて、古着衣類の大量廃棄問題に対する新たな可能性を提示しています。『PANECO Art Project』がガーナから始動し、ファッションロスゼロへの挑戦が具体化されることで、より持続可能なファッションへの一歩が踏み出されることでしょう。【PANECO Art】はこちらから購入可能です。

PANECO Art Projectに携わる画家 濱口瑛士(Eishi Hamaguchi)


濱口瑛士氏は、画家としてこのプロジェクトに参加しており、PANECO Artのアート作品に彼のアートが反映されています。2002年に東京で生まれ、その公式ホームページはこちらからご覧いただけます。

PANECO®とは

資源循環型の繊維リサイクルボード 「PANECO®」 は、深刻なファッションロスの問題に、ディスプレイデザインの視点からアプローチした新素材です。ファッション廃棄物の色や素材の質感をそのまま表現し、再リサイクルが可能な資源循環型ボードとして注目されています。その特徴は、廃棄衣類繊維を91.5%含有し、木材のような加工性を持っています。

『PANECO Art Project』は、ファッションの限界を挑戦し、アートとファッションを通じてガーナの古着衣類大量廃棄問題に取り組んでいます。