セカンド初となる音楽特集の『2nd(セカンド)』2022年10月号 Vol.187「夏の終わりのサウンドトラック。」発売!

 ファッション誌『2nd(セカンド)』2022年10月号「夏の終わりのサウンドトラック」特集号が、2022年8月16日(火)に発売されました。


セカンド初となる音楽特集「夏の終わりのサウンドトラック」。

ミュージシャンのカジヒデキさんと、彼がかつて出演していたラジオ番組の某日の放送を疑似再現する、という非常にディープな企画で幕を開ける今回の特集。

当時の放送の内容を膨らませた結果、話は映画やアートにまで及びました。第二特集は「本当はもっと気軽なジャケットスタイル」と題して、いつもよりちょっぴりキレイめなドレススタイルを提案。

その他、アメリカの老舗シャツメーカー、インディビジュアライズド シャツの15Pにわたる深掘りページや、ヴィンテージアロハシャツ特集など、終わりが近づく夏を惜しむかのように、てんこ盛りの内容になっています。

第一特集 夏の終わりのサウンドトラック

本特集はミュージシャンのカジヒデキさんと、彼がかつて出演していたラジオ番組の某日の放送を疑似再現する企画から始まり、今年デビュー25周年を迎えるショコラさんのグラビアページ、駿河台にあるジャズ喫茶「ドナート」の店主加藤寛之(かとう・ひろゆき)さんが選ぶジャズレコード100選、年齢も性別もバラバラな10人が選ぶ「夏の終わりのプレイリスト」などなど、ディ-プな音楽話が盛りだくさんです。ちょっとセンチメンタルな夏の終わりに聞きたい音楽とたくさん出会うことができるはず。


カジヒデキさんとラジオ番組の放送を疑似再現。

2010年4月から2013年3月まで、毎月最終水曜日の23時00分より、NHK-FMでオンエアされ、小西康陽(こにし・やすはる)さんが選曲、トークを務めたラジオプログラム「これからの人生。」。『セカンド』初の音楽特集となる今回は、この「これからの人生」のなかで、ミュージシャンのカジヒデキさんが代役として出演していた2011年8月31日の放送回を紐解き疑似再現するといういまだかつてないディープな内容から始まります。

放送内で紹介されていた「夏の終わり」をテーマに選曲した25曲の紹介ももちろんですが、放送内で触れられていた高校生のころの初のジャン=リュック・ゴダール体験から着想を得た「思い出の東京シネマテーク」、さらにはスウェーデンのアートにまで話が及びます。最後は、「もし2022年に「これからの人生。」が放送されていたら」というテーマで新たにプレイリストを組んでもらったりと、これまでにないディープかつ独創的な内容で『セカンド』の新たな側面が垣間見える企画と言えるでしょう。


夏の終わりのジャズレコード

「ココナッツディスク吉祥寺店」店長の矢島和義(やじま・かずよし)さんが出演する「恋するカルチャー」連載の特別回。昨年11月にオープンした駿河台のジャズ喫茶「ドナート」の店主である加藤寛之(かとう・ひろゆき)さんと「夏の終わりに聞きたいジャズ・レコード」をお題に軽妙なトークセッションが繰り広げられます。

また、「ドナートの100枚」として店主の加藤寛之さんが選ぶジャズレコードの紹介も。若干28歳にしてあらゆる音楽に触れてきた加藤さんが、その耳で聴き感じた彼なりのジャズの感触を、彼自身がリアルな表現で綴ります。Miles Davis(マイルス・デイヴィス)やハービー・ハンコック(Herbie Hancock)など有名なジャズ・アーティストはもちろん、誰にも知られていないようなマイナーなアーティストまで。ジャズ好きもちろん、そうでない人もぜひチェックしたい選曲ラインナップとなっております。



DRESS LIKE A MAN. 休日のジャケットスタイルはドレスのトレンドに学べ。


ドレス業界ではもっぱらカジュアル化が進み、どんどん曖昧になっていくドレスとカジュアルの境目。彼らが近年積極的に取り入れている「ハズし(きっちりとしたスタイルにカジュアルな要素を盛り込むこと)」は、カジュアル目線から見れば立派な「ドレスアップ」なのです。そこでドレススタイルのトレンドを学び、休日スタイルのドレスアップを図ろうではないか、というのが本企画のコンセプトです。たとえば「ダブルのブレザーはノータイで着る」「カバンは硬いレザー素材のものが流行っていて、革靴は逆に柔らかいつくりのものが流行っている」など、これらのトレンドをヒントに作ったスタイリング提案とアイテムカタログは、普段ドレススタイルに馴染みのない人も必見の内容です。スタイリング含む本企画の監修として、人気スタイリストの四方章敬(しかた・あきひろ)さんにご協力いただいています。

ヴィンテージアロハシャツの基礎知識。

これまで『セカンド』ではあまり取り上げてこなかったアロハシャツですが、素材や柄の種類、ボタンにいたるまで、アロハシャツの世界は実に奥深いものです。そこで、今回はヴィンテージアロハシャツの忠実な復刻で人気を博すブランド、「SUN SURF(サンサーフ)」が所有する膨大なコレクションの一部を参考に、知っておきたい基礎知識を総ざらいします。たとえば素材はレーヨンやコットン、プリントは抜染やオーバープリント、ボタンは貝やクルミなど……、かなり細かく分岐したディテールのあれこれを掘り下げます。

その他押さえておきたいブランドである「KAMEHAMEHA(カメハメハ)」や「DUKE KAHANAMOKU(デュークカハナモク)」の紹介も。まるでアートのように美しい柄をあしらったアロハシャツの数々は見ているだけでもワクワクします。なお、こちらは2022年6月に発売された『Lightning Archives VINTAGR ALOHA SHIRTS』を参考に製作しました。

INDIVIDUALIZED SHIRTS アメリカが誇るカスタムシャツメーカーのすべて。

1961年、ニューヨーク州マンハッタン島の対岸に位置するニュージャージー州パースアンボイにて創業した「INDIVIDUALIZED SHIRS(インディビジュアライズド シャツ)」。アメトラ好きにとっては大定番であるこのシャツメーカーについて15Pにわたって深掘りします。各地のセレクトショップで扱われていることもあり、既製服のイメージが強いかもしれませんが、もともとはカスタムオーダーシステムの基盤を作り上げたブランドであり、販路を世界に広げた現在も、ベースには常にカスタムシャツのものづくりが活かされているのです。そんなインディビジュアライズド シャツのヒストリーから“インディビ”好きな業界人によるこれまでにオーダーしたシャツの偏愛自慢、既製服の定番・新作紹介など。おそらくここまでのボリュームでインディビジュアライズド シャツを取り上げるのは初めてのことかもしれません。アメトラ好き必見の内容になっています。

特別企画「Off Time Dress Up!」

玉森裕太(たまもり・ゆうた/Kis-My-Ft2)さんと阿部亮平(あべ・りょうへい/Snow Man)さんが『2nd(セカンド)』)に初登場!ジャニーズ事務所さん所属のタレントさんが、グループの垣根を超えてコンビで登場するのは誌上初!!

ドラマ『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日系)で共演する玉森裕太さん、阿部亮平さん。ふたりがモデルとして『2nd』誌面にトラッドスタイルで初登場してくれました。ジャニーズJr.時代、Kis-My-Ft2さんのコンサートにバックダンサーとして踊っていた経験のある阿部亮平さん。「ずっと背中を見ていた先輩です」という玉森裕太さんとの撮影は大変緊張したそう。そんな後輩を優しく見守りながら、流麗なポージングを見せてくれた玉森裕太さん。「ネクタイスタイルが似合う男になりたいですね」と、本人がおっしゃるスーツコーディネートを披露してくれました。撮影を担当するのはデンマーク出身の写真家ヤン・ブース。影を操るという撮影テクニックを使ったカットは、印象に残る一枚です。その他、先輩と後輩によるインタビュー対談、ファッション感度の高い『2nd(セカンド)』読者に向けたメッセージなど、見どころ&読みどころもたっぷりの全6ページでの掲載です。ぜひご注目ください。
 
次回予告
雑誌『2nd(セカンド)』2022年11月号「革靴で逢いましょう。」