ライザップ大失速の裏で傘下のジーンズメイトが好調


「結果にコミット」のキーワードで太っちょ芸能人を次々に痩せさせて見せ、ダイエットブームの火付け役にもなってきたRIZAPが変調です。

売上高、利益の超大幅なダイエットに成功し、2019年3月期の業績予測を159億円の黒字から一転70億円の赤字に下方修正。

これまでライザップは2年間で60社という驚異的な数の企業を買収。
そのほとんどが赤字企業で、「経営再建する」ことを前提にその企業の純資産よりも大幅に安い金額で買収し、負ののれんとして利益計上してきました。

そして会計上のマジックで一時的な営業利益として計上してきましたが、現在85社と大きく膨れ上がったグループの中で、ぱどなど一部企業が赤字を出し、こうしたM&Aによる拡大路線に赤信号が灯ったということです。

そんな中、ライザップに買収された子会社の中の一つジーンズメイトが好調です。

2019年第2四半期(4月‐9月)の決算は売上高42億5000万円。営業利益1億7900万円、経常利益1億8800万円、四半期利益1億2500万円となりました。
第2四半期で黒字になったのは11期ぶりとのことで、ライザップ傘下に入った後、構造改革が進んで黒字化達成となったようです。

なお通期の業績見通しは売上高92億円、営業利益7000万円、経常利益8000万円となっています。

親会社の変調もなんのその。
ライザップに買収されてから、ユニクロを展開するファストリテイリングの元CIO含め、幹部三人が送り込まれ、見事な立て直しに成功したイメージです。

公式:ジーンズメイト