日本のアイビー文化を創造したレジェンド石津謙介氏。
1960年代の日本に登場した男性ファッション「アイビールック」の生みの親で、“メンズファッションの神様”と呼ばれた伝説のファッションデザイナーで、「ヴァンヂャケット(VAN)」を創業し、「VAN」と「石津謙介」は今もなお社会現象として語られています。
その石津謙介氏の盟友花房孝典氏による石津謙介の真の姿を伝える渾身の評伝「アイビーをつくった男~石津謙介の知られざる功績」が2018年1月19日(金)に発売となります。
本書は2007年に発売され絶版となった「アイビーは、永遠に終わらない~石津謙介の知られざる功績」の復刊本となります。
定価は1500円+税。
参考:【インタビュー】「アイビールック」生みの親 石津謙介の息子と辿るアメカジ文化の系譜
1960年代の日本に登場した男性ファッション「アイビールック」の生みの親で、“メンズファッションの神様”と呼ばれた伝説のファッションデザイナーで、「ヴァンヂャケット(VAN)」を創業し、「VAN」と「石津謙介」は今もなお社会現象として語られています。
その石津謙介氏の盟友花房孝典氏による石津謙介の真の姿を伝える渾身の評伝「アイビーをつくった男~石津謙介の知られざる功績」が2018年1月19日(金)に発売となります。
本書は2007年に発売され絶版となった「アイビーは、永遠に終わらない~石津謙介の知られざる功績」の復刊本となります。
<目次>
GRAPH 忘年の友 石津謙介の思い出
第一章 忘年の友―ごく私的な、そして少々長めのプロローグ
戦後文化の、一つの時代の終焉
書かなければならないという使命
私のVAN初体験
『メンズ・クラブ』をむさぼり読む日々
戦後ファッション史における〝アイビー〟登場の波紋
アイビー批判のさなかに、私は……
石津への思いが募る学生時代
間違いなく、私たちのバイブルだった
世界一周〝アイビー〟巡礼の旅
大阪での丁稚修行
やはり、石津謙介と仕事がしたい……
本格的に雑誌の世界へ
『ホットドック・プレス』創刊
石津謙介と一三年ぶりの再会
石津謙介との仕事、はじまる
やはり石津謙介は不死鳥だった
石津謙介完全復活、そして刊行ラッシュ―第三次アイビーブーム
新生VAN
忘年の友として
晩年の石津と、私
第二章 石津謙介を知るための三つの考察
考察その一 総括「アイビー」とは何だったのか?
「アイビー」の歴史
石津、アイヴィに出合う
歩く広告塔という奇策
時代を見抜く先見力―「アイビー・スーツ」の誕生
「私は流行をつくらない」理由―VAN学校構想
流通の破壊者
『メンズ・クラブ』という教科書
教条主義化という病い
第三次アイビーブームの到来―アメリカの伝統回帰の影響
男と女のファッション観の相違―第三次ブーム終焉の真相
歴史は繰り返されるのか……
付記 ハーヴァードの蔦談義
考察その二 ボタンダウンがやってきた
「省エネ・ルック」と「クールビズ」、そしてボタンダウン
アメリカの伝統コンプレックス
ボタンダウンの誕生
ボタンダウンの系譜
ボタンダウン、いよいよ全米へ
石津謙介日本導入説の真相
VAN製ボタンダウンの源流を追う
不良のユニフォームは、教育界、ついに政界へ
やはり、歴史は繰り返されるのか?
考察その三 二粒の種
カストリ雑誌と赤いロゴ
誌刊行への執念
雑誌にみる、戦前の日本ファッション史
日本初の本格派ファッション誌〝メン・クラ〟誕生の衝撃
男性ファッション誌の確立
〝イラストレーター〟の創出
ファッションの日常化―『平凡パンチ』とアイビー
社会を巻き込んだ「アイビー」の渦
『メンズ・クラブ』と〝ちょい不良オヤジ〟の点と線
ファッション業の社会的地位の向上
石津チルドレンのデザイナーたち―たとえば、イッセイ・ミヤケ
第三章 再考 石津謙介とは何だったのか?
デザイナー・石津謙介
ユニフォーム・デザインの世界
企業家兼ファッション評論家というジレンマ
不吉な予感
もし石津が存在しなかったら……
第四章 石津謙介、かく語りき……
パートI あんなこと、こんなこと―思い出すままに
ファッションの豆知識
靴と服は軽いのが一番
帽子は目立っちゃいけない
結婚式とお葬式
大福帳と艶
パートⅡ 石津謙介「食」談義
寿司、そして四谷「纏」
上海蟹、そして中華料理
故郷の味、岡山の味
終章 少し悲しく、そして、少し短めのエピローグ
石津夫妻との別れ
石津謙介の軌跡
あとがきにかえて
定価は1500円+税。
参考:【インタビュー】「アイビールック」生みの親 石津謙介の息子と辿るアメカジ文化の系譜