アメリカのワークブーツの代表格「RED WING(レッドウィング)」と、英国の著名なヴィンテージコレクターであるナイジェル・ケーボン氏によるヨーロッパを中心としたミリタリーウェアの歴史を追求・再構築したアパレルを作り続けるブランド「Nigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン)」が2012年以来、二度目となるコラボレーションを果たします。
2017年AWコレクションに登場するのは「MUNSON B-5 CHUKKA(マンソンB-5チャッカ)」。
レッドウィングのチャッカブーツに第一次世界大戦時に英国軍のコンバットブーツとして造られていたB-5ブーツからインスパイアされたモデル。
ラフアウトの方はかつての英国軍のB-5 ブーツに使われたオイルを含ませたスウェードレザーに似たラフアウトレザーであるホーソーン「ミュールスキナー」。
スムースレザーの方は通称「茶芯」と呼ばれる「クロンダイクレザー」を採用。
いずれもユーズド感があり、また履いて行く度に付いてしまう傷やヤレがアジになるレザーを採用。
ナイジェル・ケーボン氏らしさが詰まったブーツです。
公式:<レッド・ウィング × ナイジェル・ケーボン>コラボレーション、第二弾が登場いたします。|ナイジェルケーボン
2017年AWコレクションに登場するのは「MUNSON B-5 CHUKKA(マンソンB-5チャッカ)」。
レッドウィングのチャッカブーツに第一次世界大戦時に英国軍のコンバットブーツとして造られていたB-5ブーツからインスパイアされたモデル。
元々英国軍のB-5 ブーツは、6 ~ 7 インチ程度の丈の、外羽式のプレーントゥブーツでした。先芯(*) を使わない柔らかなつま先を持ち、三条ステッチで縫われたライニング無しのクォーター(靴のサイドパネル)は履き口で切りっぱなしに仕上げられ、ヒール部のカウンターポケットがクォーターの外側に縫い付けられるアウトポケット方式が採用されていました。
ソールは当時の革靴の殆どがそうであったようにレザー製で、グリップと耐久性を良くするために底面にホブネイル(スパイク)が埋め込まれていました。
この英国軍のB-5 ブーツを、チャッカブーツに仕上げるに当り、レッド・ウィングとナイジェル・ケーボンは、この英国軍ブーツと同時代にアメリカ軍で使われたミリタリーラストであるマンソン・ラストを用い、B-5 ブーツ同様、先芯を使わない仕様とし、その時代にアメリカのワークブーツの主流であったつま先のスタイル、キャップドトゥを採用しました。
マンソン・ラストは本来つま先の高さがあるタイプのラストですが、先芯を使わずに仕上げたことで、そのボリューム感は控えめで、また履きこむと少しずつつま先が低くなってきます。
履き口のコバはB-5 ブーツと同様の切りっぱなしで仕上げ、アウトポケットをレッド・ウィング社が100 年近く使い続けているピューリタン・ミシンを使って三条ステッチで縫いつける仕様としました。
ソールはレザーのベースにグリップと耐久性が良いラバーのタップ(ソール前面のハーフラバー部分)をプリセットしたグロコード・メダリオン・ソールです。元々のグロコード・ソールは1920 ~ 30 年代にレッド・ウィング社が使用していた滑り止め用コード入りのラバー・ソールです。
今回使われているレザー・ベースのグロコード・メダリオン・ソールのラバー部分のデザインは、当時のグロコード・ソールをモチーフとしたものです。
ウエルトにはスプリットリバース・ウエルトと呼ばれる、いわゆる立ちコバを使い、靴の全周をぐるりとソールに縫い付けるオールアラウンド・グッドイヤー製法とし、コバをステインで染めて仕上げました。
アッパーステッチのグリーン系の色に合わせたローデングリーンのレザー・レースと蝋引きのブラウンの丸紐の二種類がついています。
ラフアウトの方はかつての英国軍のB-5 ブーツに使われたオイルを含ませたスウェードレザーに似たラフアウトレザーであるホーソーン「ミュールスキナー」。
スムースレザーの方は通称「茶芯」と呼ばれる「クロンダイクレザー」を採用。
いずれもユーズド感があり、また履いて行く度に付いてしまう傷やヤレがアジになるレザーを採用。
ナイジェル・ケーボン氏らしさが詰まったブーツです。
公式:<レッド・ウィング × ナイジェル・ケーボン>コラボレーション、第二弾が登場いたします。|ナイジェルケーボン