セレクトショップ最大手の株式会社ユナイテッドアローズが2016年3月期の決算を発表しました。
連結売上高は7.5%増の1409億円と増収となりましたが、経常利益は3.2%減の111.75億円と小幅ながら減益となりました。
昨年度の日本経済はインバウンドマーケット(訪日観光客)がテーマだったこともあり、クロムハーツなどインバウンドに強いブランドを持つ同社は順調に売り上げを伸ばし、また夏から秋にかけて天候条件に恵まれ秋物商品の動きが活発化したことに加え、都市部を中心にした訪日外国人客の増加が百貨店や専門店等の売上の後押しとなりました。
一方で、冬場は暖冬の影響による冬物衣料の停滞が顕著となり、また春は低気温が続いたこともあり、春物商戦の遅れから第4四半期に苦戦したことが減益に繋がったようです。
今年度は経営スローガンに「目の前のお客様大満足」を掲げ、「ココロを動かすモノ作り」、「驚くほど便利で使いやすいEC」、「感動レベルの接客体験」の3つの重点取組施策を定めてさらなるお客様満足を目指すとのこと。
現在の円高(今日現在ドル円相場109円程度)原油安の状況では、製造拠点を海外に持つ同社には材料調達の面で有利に働くと考えられますが、ユナイテッドアローズのようなミドルレンジの価格帯のブランドが業績を伸ばすには日本経済の回復が必須と考えられます。
依然、消費税増税が凍結されない状況で、もし予定通りに増税されてしまうと今年度は駆け込み需要が期待出来ますが、来年度は逆風が吹くのではないかと推測します。
公式:決算短信|IR情報|株式会社ユナイテッドアローズ
連結売上高は7.5%増の1409億円と増収となりましたが、経常利益は3.2%減の111.75億円と小幅ながら減益となりました。
昨年度の日本経済はインバウンドマーケット(訪日観光客)がテーマだったこともあり、クロムハーツなどインバウンドに強いブランドを持つ同社は順調に売り上げを伸ばし、また夏から秋にかけて天候条件に恵まれ秋物商品の動きが活発化したことに加え、都市部を中心にした訪日外国人客の増加が百貨店や専門店等の売上の後押しとなりました。
一方で、冬場は暖冬の影響による冬物衣料の停滞が顕著となり、また春は低気温が続いたこともあり、春物商戦の遅れから第4四半期に苦戦したことが減益に繋がったようです。
今年度は経営スローガンに「目の前のお客様大満足」を掲げ、「ココロを動かすモノ作り」、「驚くほど便利で使いやすいEC」、「感動レベルの接客体験」の3つの重点取組施策を定めてさらなるお客様満足を目指すとのこと。
現在の円高(今日現在ドル円相場109円程度)原油安の状況では、製造拠点を海外に持つ同社には材料調達の面で有利に働くと考えられますが、ユナイテッドアローズのようなミドルレンジの価格帯のブランドが業績を伸ばすには日本経済の回復が必須と考えられます。
依然、消費税増税が凍結されない状況で、もし予定通りに増税されてしまうと今年度は駆け込み需要が期待出来ますが、来年度は逆風が吹くのではないかと推測します。
公式:決算短信|IR情報|株式会社ユナイテッドアローズ