デフレの寵児と呼ばれユニクロやジーユーを展開し、その低価格と「値段の割りに品質が高い」を武器に急成長を遂げ、現在、売上高は世界4位の一兆円企業ファーストリテイリング。
日経平均採用銘柄で、更にその中でも特に寄与度が高く、日本経済における影響力も非常に高い企業です。
そのファーストリテイリングは今月から発売がスタートする2015年秋冬からユニクロ・ジーユー共に人気アイテムを中心に10%程度の値上げを実施することが決定しています。
その値上げを前に国内ユニクロの2015年6月の月次売上げが発表されましたが、売上高10.9%減、客数13.8%減、客単価3.4%増という不調に終わっています。
ユニクロでは昨年4月の消費税増税の際、価格表示を税抜き表示に統一することを決め、税込み1990円だった商品を税抜き1990円にするというドサクサ紛れに本体価格も5%の値上げを敢行。俗にいう便乗値上げで値上げを実施したものの、その後も売上げが好調に推移したことから2014年秋冬でも8%程度の値上げを実施。
※ユニクロ今秋冬値上げ「便乗値上げではない」
この値上げを断行した昨秋以降も目立った客離れがなかったことなどから、円安や原料高を理由に今年の秋冬には更なる値上げを決定。
その直前の6月の大幅減収となっただけに、ユニクロの狙う脱デフレに黄信号が点った形となっています。
※ユニクロ、脱デフレに黄信号 6月の売上高11%減|日本経済新聞
ユニクロからは「6月は気温が例年に比べ低かったことから、夏物実需商品が苦戦し、既存店売上高は前年を下回りました。」と発表されており、また5月が気温が高く主力のエアリズムの需要を先食いしたことなどの要因が挙げられていますが、ここに来ての2桁減は変調と見る向きも強く、7月3日は株価が反落。
1740円安の56130円から始まると一時、前日の終値から2990円安となる54880円をつけるなど市場が敏感に反応しました。
その影響で3日の前場は日経平均も反落しましたが、後場に入り少し値段を戻し、最終的にファーストリテイリングの株価も2130円安の55740円まで回復したことや銀行株を中心に他の銘柄が好調に推移し、ファーストリテイリングの不調分を吸収する形で、最終的には日経平均も17円高い20539円と続伸しました。
しかしながら投資家などからは更なる値上げへの懸念や下方修正への不安が広がっています。
日経平均採用銘柄で、更にその中でも特に寄与度が高く、日本経済における影響力も非常に高い企業です。
そのファーストリテイリングは今月から発売がスタートする2015年秋冬からユニクロ・ジーユー共に人気アイテムを中心に10%程度の値上げを実施することが決定しています。
その値上げを前に国内ユニクロの2015年6月の月次売上げが発表されましたが、売上高10.9%減、客数13.8%減、客単価3.4%増という不調に終わっています。
ユニクロでは昨年4月の消費税増税の際、価格表示を税抜き表示に統一することを決め、税込み1990円だった商品を税抜き1990円にするというドサクサ紛れに本体価格も5%の値上げを敢行。俗にいう便乗値上げで値上げを実施したものの、その後も売上げが好調に推移したことから2014年秋冬でも8%程度の値上げを実施。
※ユニクロ今秋冬値上げ「便乗値上げではない」
この値上げを断行した昨秋以降も目立った客離れがなかったことなどから、円安や原料高を理由に今年の秋冬には更なる値上げを決定。
その直前の6月の大幅減収となっただけに、ユニクロの狙う脱デフレに黄信号が点った形となっています。
※ユニクロ、脱デフレに黄信号 6月の売上高11%減|日本経済新聞
ユニクロからは「6月は気温が例年に比べ低かったことから、夏物実需商品が苦戦し、既存店売上高は前年を下回りました。」と発表されており、また5月が気温が高く主力のエアリズムの需要を先食いしたことなどの要因が挙げられていますが、ここに来ての2桁減は変調と見る向きも強く、7月3日は株価が反落。
1740円安の56130円から始まると一時、前日の終値から2990円安となる54880円をつけるなど市場が敏感に反応しました。
その影響で3日の前場は日経平均も反落しましたが、後場に入り少し値段を戻し、最終的にファーストリテイリングの株価も2130円安の55740円まで回復したことや銀行株を中心に他の銘柄が好調に推移し、ファーストリテイリングの不調分を吸収する形で、最終的には日経平均も17円高い20539円と続伸しました。
しかしながら投資家などからは更なる値上げへの懸念や下方修正への不安が広がっています。