レッドウィングが6月1日よりほぼ全アイテムを値上げへ

アメリカンワークブーツの雄「RED WING(レッドウィング)」の日本法人「レッドウィングジャパン」が6月1日より、ほぼ全アイテム(主要な靴製品及びアクセサリー類)を値上げすると発表しています。



値上げの理由としましては、レザーの原料となる原皮価格の高騰と円安による調達コストの上昇が挙げられており、これまでの調達コストは出来る限り、同社が吸収するよう企業努力をしてきたそうですが、「それも限界となり、この度、価格改定する事を決定した次第です。」との事。

値上げ率はおおよそ5%~15%ほどで、たとえばワーク・オックスフォード モック・トゥが¥35,100⇒¥38,880、もっとも人気のアイリッシュセッターの6インチ モック・トゥで¥38,880⇒¥44,820となっております。
※いずれも税込み価格

きついのはアイリッシュセッターのような人気モデルほど値上げ率が高い印象があるのが消費者としては厳しいところです。
レッドウィング製品は年々価格上昇しており、アイリッシュセッターが2万円台の中盤で買えた時代が信じられないような価格になりつつあります。
価格帯的にはワンランク上のアイテムと化してしまった感があり、空前のスニーカーブームに沸く履物市場において、スニーカーの最有力対抗馬が値上げとなり、まだまだスニーカー人気が続きそうな気配ですね。

アベノミクスによるお金の流通量が増えたことによる円安株高に湧く日本国内ですが、材料調達や商品仕入れを輸入に頼る産業であるアパレル業界には厳しい時代が続きます。

ブーツ愛好家は「【ホワイツ買収】ホワイツを今のうちに買うならスニークオンラインがオススメ」で取り上げたスニークオンラインショップのような並行輸入のショップや、Jam-ingのようなアメリカ輸入の古着屋、また最近見かけなくなりましたがB級品取り扱い店などをうまく利用していかなければならない時代になってきた感じです。

レッドウィングジャパンからは「今後とも、価格に見合ったしっかりとした価値と品質を、消費者の皆様に提供できるように尽力していく所存です。」とのコメントが発表されています。

全ての価格改定情報は下記ページでどうぞ。
価格改定に関するお知らせ|レッドウィング