もうダサいとは言わせない!タビオ社長が新生「靴下屋」に込める思いとは?
これは是非読んで頂きたい特集です。
なんばパークスに本社のある関西発の靴下ブランド「タビオ」。
東京代官山に新コンセプトショップ「クツシタヤ クローゼット」をオープンさせるタビオの社長の思い。
タビオは今回の代官山や、2月には渋谷ファイヤー通り沿いに「Tabio MEN SHIBUYA STORE」をオープンさせており(2月1日(土)靴下屋を運営するタビオが渋谷にメンズソックス専門の路面店を出店)、現在、ファッション感度の高い若者に向けた出店を多くしている印象がありますが、これには「MADE IN JAPANのモノ作りが評価を得たのはよかったが、店も商品もいつの間にかシニア狙いになり、ファッションビルの若いお客様が離れていった。直営店は最先端でなれけばならないのに、ダサい店になっていた」という過去があって、本部組織の刷新を行い、店頭を起点とした体制づくりにシフトしていっているという。
大きな組織の問題点として、例えばシュークリームのヒロタでは若い女性向けのお菓子を作りたいのに、若い女性客の好みなどわかるはずもない年配の男性が本社から現場を管理している状態で、年配の男性幹部が最終味見をして批評をして発売するお菓子の味を決めていた事が仇となり、収益が落ちていったのを、女性社長を迎え、女性に権利委譲を進める事で業績回復したという事例があります。
タビオも若者にうけるには現場に立つ若いスタッフの感覚、考えを重視し、そうした声を拾い上げるお店づくりを進めているそうで、単に若者狙いだけではなく、阪急西宮ガーデンズ店は高感度なファミリー向けの売り場に改装したり、その場所・土地風土に合わせたお店づくりを進めていたり、商品だけでなくお店づくりにも今後、注目して行きたいと感じました。
タビオは関西発という事いがいにも、MADE IN JAPANにこだわって商品作りをしており、中国製が溢れかえった現代日本のアパレル業界でも貴重な存在で、個人的に非常に応援しております。
H&M、日本で高価格衣料 11月にも南青山に1号店 安さ一辺倒を転換
H&Mが11月に青山に高価格ブランド「COS(コス)」を出店させるそうです。
これもデフレ脱却、また大量生産大量消費からの脱却の動きの一つですね。
ファストファッションは日本国内では飽和状態にあり、ユニクロなども国内での売上増には苦戦している印象で、秋冬からの値上げも決定しております。
また無印良品も値上げが決定しており、こうした値上げ傾向にH&Mは高級ライン投入という形で対応する印象です。
ファストファッションブランドが「品質の向上」「素材の厳選」などで値上げするのは非常に違和感があり、そうした部分は消費者に伝わりにくい部分で見た目では伝わらないので、悪く言えば「物は言いよう」という、結局は「売り方」「広告」「ブランディング」で消費者を説得する手法を取るわけで、こうしたわかりやすく高価格ブランドの投入などをする方がしっくりは来ます。
が、今度はまた違った業態や価格帯のブランドとバッティングするわけで、H&Mでの成功がそのままCOSの成功につながるかと言えば、不透明な部分はあります。
クリエイティブディレクターは尾花大輔 コンバースの新アパレルライン2015年春夏デビュー
スニーカーで有名なCONVERSEがアパレルのトップライン「CONS RENNOVATOR(コンズ リノベーター)」を2015年春夏からデビューさせるようです。
クリエイティブディレクターの「N.HOOLYWOOD(エヌハリウッド)」のデザイナー尾花大輔氏を起用し、ファッション感度の高い20代〜30代をターゲットに、セレクトショップや専門店で展開していくという。
「デビューコレクションはアウターやカットソー、ボトムなど約20型」との事で、価格帯はアウターが30,000円〜60,000円、ボトムスが20,000円〜30,000円、カットソーは10,000円〜30,000円と、予想以上に高価格帯の印象。
CONVERSEは商標権を大手商社伊藤忠商事が所有しており、国内で多数のアパレルブランドを展開する伊藤忠商事のノウハウがあれば、しれなりには売れるように思いますが、しかしCONVERSEのアパレルが数万円というのは、果たして受け入れられるのでしょうか・・・