利用規約が凄いと話題になったユニクロが提供するTシャツデザインアプリ「UTme!」。
※UTme!の利用規約が凄いと話題に。
昨夜ごろからSNSを中心に、UTme!の規約がひどいと話題になった事を受け、ユニクロは迅速に対応。
問題となった規約を以下のように変更しました。
「投稿データの著作権はユーザーに帰属します。」とはっきりと明記され、基本的には、デザインしたキャラクターやロゴなどの著作物はユーザーに帰属すると変更されました。
従来は「ユーザーは、投稿データについて、その著作物に関する全ての権利(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みます)を、投稿その他送信時に、当社に対し、無償で譲渡します。」とされており、投稿した時点でデザインの権利は全てユニクロに無償譲渡されるといった趣旨の規約から大幅変更。
また「ユーザーは、当社及び当社から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。」と、著作権や人格権を主張出来ないとする規約もありましたが、その条文も撤廃されました。
更には「当社は、投稿データについて、本サービスの円滑な提供、当社システムの構築・改良・メンテナンス等に必要な範囲内で、変更その他の改変を行うことができるものとします。」とされ、従来の規約「ユーザーは、当社が実施する各種キャンペーン等に投稿データが使用されることに同意するものとします。」からはかなりユーザー寄りの規約に変更されています。
一兆円企業ユニクロの迅速な対応に、ネットでも批判の論調は一気にトーンダウンしており、十分な対処を見せたといえるのではないでしょうか。
しかしながら、現代の各業界の人材不足に漏れることなく不足しているデザイナー不足に加えて、デザインの豊富さがひとつのウリであるUTにおいて、Tシャツを売った挙句に無料でデザインを収集出来るような魔法のシステムをリリースしたはずが、即バッシングを受け規約の変更を余儀なくされた事は一定のダメージはあると想像され、ただただ低額でオリジナルTシャツを提供するアプリに変貌した「UTme!」は収益的には苦戦が予想され、オリジナルTシャツ作成をフックにしてユーザーを集めて何か広告収益とは違った方法でマネタイズするといったような努力の必要が出てくるのではないかと思います。
※UTme!の利用規約が凄いと話題に。
昨夜ごろからSNSを中心に、UTme!の規約がひどいと話題になった事を受け、ユニクロは迅速に対応。
問題となった規約を以下のように変更しました。
第9条(権利帰属)
- 当社ウェブサイト及び本サービスに関する知的財産権は全て当社または当社にライセンスを許諾している者に帰属しており、本サービスのご利用によって、当社ウェブサイトまたは本サービスに関する当社または当社にライセンスを許諾している者の知的財産権の使用が許諾されるものではありません。
- ユーザーは、投稿データについて、自らが投稿その他送信することについての適法な権利を有していること、及び投稿データが第三者の権利を侵害していないことについて、当社に対し表明し、保証するものとします。投稿データに、ユーザー以外の第三者が知的財産権を有している以下の各号のいずれかが含まれる場合、必ず事前に権利者の使用許諾が必要となります。(なお、以下各号は一例であり、使用許諾が必要となる投稿データはこれらに限定されません。)
- 歌のタイトル、文章等からの引用等、商品、企業、ブランド、有名キャラクター等の名前及びロゴ
- アニメ、CM、商品、企業等のキャラクターのイラスト、画像等
- 名を問わず、人物を特定できるイラスト、画像等
- 投稿データの著作権はユーザーに帰属します。
- 当社は、投稿データについて、本サービスの円滑な提供、当社システムの構築・改良・メンテナンス等に必要な範囲内で、変更その他の改変を行うことができるものとします。
- ユーザーのうち、シェアボタンを選択あるいは投稿データの共有をご了承いただいた方は、UTme!!サイト、当社ウェブサイト及び当社が実施する各種キャンペーン等に投稿データが使用されること及び当社に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。
「投稿データの著作権はユーザーに帰属します。」とはっきりと明記され、基本的には、デザインしたキャラクターやロゴなどの著作物はユーザーに帰属すると変更されました。
従来は「ユーザーは、投稿データについて、その著作物に関する全ての権利(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みます)を、投稿その他送信時に、当社に対し、無償で譲渡します。」とされており、投稿した時点でデザインの権利は全てユニクロに無償譲渡されるといった趣旨の規約から大幅変更。
また「ユーザーは、当社及び当社から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。」と、著作権や人格権を主張出来ないとする規約もありましたが、その条文も撤廃されました。
更には「当社は、投稿データについて、本サービスの円滑な提供、当社システムの構築・改良・メンテナンス等に必要な範囲内で、変更その他の改変を行うことができるものとします。」とされ、従来の規約「ユーザーは、当社が実施する各種キャンペーン等に投稿データが使用されることに同意するものとします。」からはかなりユーザー寄りの規約に変更されています。
一兆円企業ユニクロの迅速な対応に、ネットでも批判の論調は一気にトーンダウンしており、十分な対処を見せたといえるのではないでしょうか。
しかしながら、現代の各業界の人材不足に漏れることなく不足しているデザイナー不足に加えて、デザインの豊富さがひとつのウリであるUTにおいて、Tシャツを売った挙句に無料でデザインを収集出来るような魔法のシステムをリリースしたはずが、即バッシングを受け規約の変更を余儀なくされた事は一定のダメージはあると想像され、ただただ低額でオリジナルTシャツを提供するアプリに変貌した「UTme!」は収益的には苦戦が予想され、オリジナルTシャツ作成をフックにしてユーザーを集めて何か広告収益とは違った方法でマネタイズするといったような努力の必要が出てくるのではないかと思います。