今日からあなたもショップオーナー。無料でオンラインショップが持てるサービスまとめ。

これからECは無料化の時代

昨年、YAHOO!ショッピングの出店料・売上げ手数料無料(Yahoo!ショッピング・ヤフオク出店完全無料に!)というEC革命が起きましたが、実際にはポイント分は負担があったり、実質、完全無料ではありません。
何やらソフトバンクの携帯のような話ですが、でも世の中には無料でオンラインショップが持てるシステムがいくつかありますので、ご紹介したいと思います。

ECサイト構築サービス「BASE」

BASE は無料でECサイトが構築出来るサービス。
ECサイトなので商品調達が必要ですが、個人クリエイターの方にはとてもありがたいシステム。
「登録から3分後にはオンラインショップが持てる」という触れ込み通り、HTMLやPERLなど特別な知識を必要としません。

決済システムやアクセス解析なども備わっており、とにかく売る物さえあれば誰でもオンラインショップが持てます。
BASEはアメーバブログを運営するサイバーエージェントから資金調達に成功しており、今後、サービス連携などでの集客力向上も見込めます。

古着屋や個人商店規模でアパレルショップを運営しておられる方にはBASEを使って負担の少ない方法でネットショップを構築するというのは非常にオススメです。

無料ネットショップ開業「BASE」

スタートトゥデイ傘下のECサイト構築サービス「STORE.jp」

こちらは「最短2分でオンラインショップが構築出来る」、ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイ傘下のECサイト構築サービス「STORE.jp」。

こちらの売りはZOZOTOWN傘下という事で、現状はまだまだ一般向けとしては用意されていませんが、将来的にZOZOTOWNとのシステム連携での集客力アップが期待出来る点。またZOZOMARKETというクリエイター向けのモールが用意されており、あまりまだ利用されている気配はありませんが、モールがあるというのは集客が少しは楽になる可能性はありますね。

無料プランは制限あり

ですが欠点もあり、まず有料プランのプレミアムプランが存在する事。
有料プランが存在すれば当然、無料プランにはいろいろ制限が掛けられます。
利用料金の項の下の方に重大な一文が小さく掲載されています。
※フリーメンバーの公開可能なアイテム数は5つまでとなります。
※クレジットカード、コンビ二決済で購入された場合、別途決済手数料5%が発生致します。

という事で、フリーメンバーと少しわかりにくい表現ですが、要するに無料プランは販売出来るアイテム数が5つまでという事で、ECサイトを構築する意味が有るのかどうか・・・というレベルなので、無料プランではほぼ使い物にはならなそうですね。
よほど小さな規模でそれなりに数量販売出来るクリエイターの方向けといった印象です。

無料ECサイト構築サービス「STORE.jp」

在庫を持つ必要なし、ドロップシッピングの「もしも」

上記2サービスは売る商品がないとECサイトを構築出来ませんが、こちらはドロップシッピングというアフィリエイトとオンラインショップの間のようなサービスで、商品在庫を持たなくても用意されている商品をセレクトしてオンラインショッピングを構築する事が出来ます。
しかも決済や商品発送などの作業も代行してくれるため、オンラインショップの運営だけでセレクトショップが持てるという一見すると夢のようなサービス。

ですが、オンラインショップを作成するだけで、そんなに簡単に集客して売れるわけもなく、それで売上げを上げる事自体が至難の業ですが、ある程度集客力のあるブログなどを運営されている方なら、可能性はあるかもしれませんね。

手間暇を考えなければ無料ですので、チャレンジしてみる価値はあるサービスですが、よく「SEOで集客して儲ける」という、おおよそ価値があるとは思えないノウハウが「情報商材」として高額で販売されていたりするので、くれぐれもそういった類のサービスには迂闊に手を出さないようにされる事をオススメします。
そういった情報商材は「(血の滲むような努力をして)(なおかつ運が良ければ)成功する(かもしれない)」という程度のものがほとんどで、「騙された」と抗議しても「騙してはいない」といった言い逃れの余地がちゃんと用意されていると思われますので、「情報商材」といったものに手を出すときは、よく考えよく調べて行動しましょう。

という事で、注意書きが多くなりましたが、ドロップシッピングのもしもは下記アドレス。

もしもドロップシッピング

まとめ。

無料EC構築サービスが提供されはじめてきて、ECサイトは雨後のタケノコのように出てきているのですが、なかなか集客が出来ないのが実際です。
作るのが無料で、運営が簡単でも売れなければ手間が投資になるだけですから、BASEもSTORE.jpもそういった構築後のバックアップにはそれなりに力を入れて来ているようには感じます。

サービスを私が選ぶとしたら、基本的には売るものがあるならBASEが最も良さそうです。
ですが集客力は少しSTORE.jpに軍配が上がりそうなので、もし手作りで何かを作ったりされていて、ほんの少量アイテムだけを作っておられるならSTORE.jpの方が売れる可能性が高そうといったところでしょうか。

有料プランを使うぐらいならカラーミーショップやFC2など、他にも有力サービスがありますので、またそういったところも調べてみたいと思います。
古着業界は比較的EC化する事が難しい環境ですので、EC関連のサービスの紹介やニュースなどはまたここで取り上げて行きたいと思います。

元々、私はそれほど物を売るという事には興味がなかったのですが、自分好みの商品がセレクト出来るのであればドロップシッピングぐらいの手軽さなら一度チャレンジしてみたいですよね。
これを書くために、少し調べてみると残念ながらファッションアイテムは全然ダメでしたが、文具関連などは素晴らしい品揃えでした。
もしチャレンジする事があれば、それもここで過程などご報告して行きたいと思います(規約上OKなら)。