服好きなら絶対読んでおきたい最近公開されたインタビュー・対談・座談会3選

ここ数日、ファッション関連メディア界隈で非常に良質なインタビュー・対談・座談会などの読み物記事が公開されました。


古着サミット。 業界屈指の古着好事家3名が集結!

こちらHOUYHNHNMが公開した古着サミット。
元ロストヒルズバイヤーで、現在はフリーバイヤーをされている日本一有名なバイヤー栗原道彦さん、元2nd編集部で現在はフリーエディターをされている東のバンダナ番長こと阿部孝史さん、そしてNEXUSVII.デザイナーの今野智弘さん三人による座談会。

フイナム久々の古着企画は、達人3人によるスペシャル鼎談と相成りました。各人に自分の得意分野を持ち寄っていただき、3つのテーマのもとに白熱のトークが展開されました。「昔はよかったよね」的な懐古主義に終わらない、"今の古着"にきちんと踏み込んだ、スペシャルな鼎談となっております。

とあるように、こういう座談会にありがちな「昔は良かったよねー、俺達凄かったねー」といった懐古主義対談ではなく、30代後半のお三方の広く深いファッションと古着の知識に引きずり込まれるような内容です。
特に栗原さんのお話は物凄く深いです。凄い知識量。これ系の古着座談会はこの人が入ると入らないとではガラッと様変わると言っても良いほど、古着業界メディア最強のコンテンツメーカーです。

読み応えたっぷりの6ページ構成で、古着が好きな方は勿論、サラ着派の方にも絶対に楽しめる素晴らしい座談会です。
ファッション好きは必読です。


ビームス設楽代表が語る、物欲なき時代のライフスタイル・ビジネス
 
こちらはMODE PRESSが公開したタラちゃんこと、ビームス代表の設楽洋さんのインタビュー。
「アメリカの生活が買える店」を作りたいと始めたお店がBEAMSだったという、今のBEAMSの品揃えを見れば納得出来る、でも意外なところからスタートしておられ、インタビューの中で「僕はビームスを始めるとき、きっとUCLAの学生はこんなモノを持っていて、こんな生活をしているのだろうと思いながらモノを集めていました。」といった、この言葉だけでグッと来る言葉が語られています。

更にインタビュー中では、質も価格も最高級のエルメスと低価格のユニクロの間に位置するほとんどのお店の差別化の話ではブランディングやマーケティングといった観点から非常に参考になるお話をされています。
また、現在、ファッション業界で問題になっている若い世代の物欲のなさ、ファッション業界的に言えばお金を使わない事にも非常に頷ける分析をしておられるので、こちらも必見です。
こちらも必読のインタビュー。


【対談】ユナイテッドアローズの育て親 ワールド創業者の畑崎廣敏×重松理

こちらはワールド創業者の畑崎廣敏さんとユナイテッドアローズ代表取締役会長の重松理さんの対談記事。

読み物としてのエンターテイメント性としては上記2記事と少し毛色が違いますが、今や上場企業へとなったユナイテッドアローズの創業当時から成長していく過程のお話が読めて楽しいです。


といった三選の読み物記事。
冬の夜長のお供に是非。