日経にユニクロのTシャツラインUTのクリエイティブ・ディレクターに就任したA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)創業者として知られるNIGO氏のインタビューが掲載されました。
ユニクロTシャツをビンテージに NIGO氏に聞く 裏原のカリスマ、統括責任者に|日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFE17021_X11C13A2000000/
いきなり衝撃だったのはUTのボディーから変更したという点。
クリエイティブ・ディレクターになられた時点で、勝手にNIGOデザインのプリントの入ったTシャツを毎年定番として出す程度なんだろう、ぐらいに思っていましたが、UTのデザイン部門の1スタッフぐらいに精力的に内部に入って活動されているんですね。
具体的にはTシャツを丸胴にし、使用している糸を太いものに変え、イメージとしてはヴィンテージのCHAMPIONのTシャツのようなゴワッとしたイメージのボディになるのでしょうか。
ユニクロのTシャツといえば、格安価格でいろんなものとコラボレーションしているので、プリントを楽しみ、1シーズン使ったら捨てる、といったファストファッションの王道のようなイメージですが、そのイメージを覆すようなディレクションをされています。
そして注目はこちらの一説。
「もし僕が本物のTシャツを知っていると評してもらっているなら、いわゆるアメリカンなTシャツ、古着屋で売っていて着れば着るほど味が出る、そういう本物が好きだということでしょうか。」
NIGO氏はヴィンテージコレクターでもありますが、様々なものの世界的なコレクターです。
そんな一流を知る男NIGO氏の原点でもあり行きついたゴールがここにありますね。
つまりはTシャツをデザインを乗せるだけのキャンパスとは考えていないNIGO氏の真髄。
NIGO氏がディレクションしようが、UTには興味を持っておりませんでしたが、そんな私でもどんなプロダクトが作られるのか気になります。
恐らく、一度は見に行くと思います。
「Tシャツは捨てられがちなアイテムですよね。実はそうではない。ずっと持っていて5年後に着ると、『そのTシャツ懐かしいけど、やっぱり今見てもいいね』といわれるファッションの“遊び”を持っています。型が崩れたらそれも持ち味。何年かたってさらにかっこよくなる。UTでビンテージの価値を生むTシャツを目指したいですね」
読めば読むほど魅力的に思えてきますね。
ヴィンテージを目指すというのは服作りをしておられる方のかなりの方に共通する思いだと思いますが、そういったイメージとかけ離れたはずのファストファッションから、しかも元々、いろんなコラボレーションで将来的な価値の方に期待が集まっていたUTから、90年代のレジェンドNIGOがどのような作品をリリースしていくのか注目ですね。
またインタビューの節々で出てくる柳井会長のバイタリティーは圧倒的です。
「ユニクロという船は大きい。いま、大きな船に乗って、見たことのない風景を見ている。すごくラッキーです。20年ファッションをやってきて、ここから柳井さんの年齢になるまであと20年。まねできないことばかりですが、柳井さんから少しでも何かを学び取りたいと思っています」
「アトリエの空間にも共鳴していただき『絶対一緒に何かやりましょう』と言われて。うれしかったです」
私自身、興味のある人、パワーのあると思う人には「何か一緒にやろう」と声をかけますが、一緒に何かやろうというのは非常に無責任で非現実的な話で、そう言われたほとんどの人はそれを「そうは言っても何やったらいいかわからないから」と現実的には受け止めませんが、世の中には極一部、それで響く人がいます。
勿論、声をかける側にもそれだけのバイタリティーが必要で、私自身のパワー不足が原因で響かない人もおられるはずですが、こうして一流の人同士が響き合った熱の中には、絶対に凄いエネルギーが生まれているはずで、恐らくUTは大爆発を起こす事でしょう。
ユニクロTシャツをビンテージに NIGO氏に聞く 裏原のカリスマ、統括責任者に|日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFE17021_X11C13A2000000/
いきなり衝撃だったのはUTのボディーから変更したという点。
クリエイティブ・ディレクターになられた時点で、勝手にNIGOデザインのプリントの入ったTシャツを毎年定番として出す程度なんだろう、ぐらいに思っていましたが、UTのデザイン部門の1スタッフぐらいに精力的に内部に入って活動されているんですね。
具体的にはTシャツを丸胴にし、使用している糸を太いものに変え、イメージとしてはヴィンテージのCHAMPIONのTシャツのようなゴワッとしたイメージのボディになるのでしょうか。
ユニクロのTシャツといえば、格安価格でいろんなものとコラボレーションしているので、プリントを楽しみ、1シーズン使ったら捨てる、といったファストファッションの王道のようなイメージですが、そのイメージを覆すようなディレクションをされています。
そして注目はこちらの一説。
「もし僕が本物のTシャツを知っていると評してもらっているなら、いわゆるアメリカンなTシャツ、古着屋で売っていて着れば着るほど味が出る、そういう本物が好きだということでしょうか。」
NIGO氏はヴィンテージコレクターでもありますが、様々なものの世界的なコレクターです。
そんな一流を知る男NIGO氏の原点でもあり行きついたゴールがここにありますね。
つまりはTシャツをデザインを乗せるだけのキャンパスとは考えていないNIGO氏の真髄。
NIGO氏がディレクションしようが、UTには興味を持っておりませんでしたが、そんな私でもどんなプロダクトが作られるのか気になります。
恐らく、一度は見に行くと思います。
「Tシャツは捨てられがちなアイテムですよね。実はそうではない。ずっと持っていて5年後に着ると、『そのTシャツ懐かしいけど、やっぱり今見てもいいね』といわれるファッションの“遊び”を持っています。型が崩れたらそれも持ち味。何年かたってさらにかっこよくなる。UTでビンテージの価値を生むTシャツを目指したいですね」
読めば読むほど魅力的に思えてきますね。
ヴィンテージを目指すというのは服作りをしておられる方のかなりの方に共通する思いだと思いますが、そういったイメージとかけ離れたはずのファストファッションから、しかも元々、いろんなコラボレーションで将来的な価値の方に期待が集まっていたUTから、90年代のレジェンドNIGOがどのような作品をリリースしていくのか注目ですね。
またインタビューの節々で出てくる柳井会長のバイタリティーは圧倒的です。
「ユニクロという船は大きい。いま、大きな船に乗って、見たことのない風景を見ている。すごくラッキーです。20年ファッションをやってきて、ここから柳井さんの年齢になるまであと20年。まねできないことばかりですが、柳井さんから少しでも何かを学び取りたいと思っています」
「アトリエの空間にも共鳴していただき『絶対一緒に何かやりましょう』と言われて。うれしかったです」
私自身、興味のある人、パワーのあると思う人には「何か一緒にやろう」と声をかけますが、一緒に何かやろうというのは非常に無責任で非現実的な話で、そう言われたほとんどの人はそれを「そうは言っても何やったらいいかわからないから」と現実的には受け止めませんが、世の中には極一部、それで響く人がいます。
勿論、声をかける側にもそれだけのバイタリティーが必要で、私自身のパワー不足が原因で響かない人もおられるはずですが、こうして一流の人同士が響き合った熱の中には、絶対に凄いエネルギーが生まれているはずで、恐らくUTは大爆発を起こす事でしょう。