岡山の古着屋「PLYWOOD CIRCUS」好調から見える同社の突出した戦略

岡山県の古着屋と言えば、真っ先に名前が挙がるのがPLYWOOD(プライウッド)。
そのPLYWOODがこの4月に4店舗目として展開した大型店舗「PLYWOOD CIRCUS(プライウッドサーカス)」が好調のようだ。

【新興】岡山のプライウッド、大型店が順調|繊研新聞
http://www.senken.co.jp/news/23104/

プライウッドは岡山市内に古着屋PLYWOOD SUBURBIA(プライウッドサバービア)、古着屋Beverly Hills(ビバリーヒルズ)、ヴィンテージ家具のPLYWOOD FURNITURE(プライウッドファニチャー)、カフェのPLYWOOD RUNCH(プライウッドランチ)などを展開する会社で、中でもプライウッドサーカスは2階建て、売り場面積800平米以上という巨大店舗に駐車場も完備し、日本中でも有数のメガショップ。

特にプライウッドサーカスではアメリカで買い付けられたメンズ&レディースの古着に、特別に設けられたヴィンテージコーナー、キッズ、雑貨、ガーデニング用品、家具までが揃い、古着ファンのみならず地元の家族連れなど幅広い層に人気のようだ。

PLYWOODのビジネスモデルはアメリカンヴィンテージという根底にあるキーワードから派生させ、ヴィンテージ家具やカフェにも幅を広げ、また古着屋ではそれぞれにスタイルの違う店舗を、同市内の同区内(問屋町、出石町、野田、上中野)に展開することで系列店で競合し合うことなく系列店内を回遊させるという、横と縦に展開し、インターネット上でIT企業が行うPV増施策のような戦略を実社会の実店舗に適用したような突出した経営戦略を感じさせられ、その中でプライウッドサーカスは幅広い層にアメリカンビンテージに触れてもらう機会創出のブランディング店という存在になっており、プライウッドサーカスに来てアメリカンビンテージに触れた人が、そのまま同店の系列店を回遊するという、古着ファン人口拡大にも一役を担っているお店だと言える。

古着業界の今後を展望して行く上で非常に注目したいお店です。