汚れた洋服は捨てる前に染めればまだ着られる、服のエコ-PANDA BLACK

いらなくなった服は委託販売に持ち込む、リサイクルショップに買い取ってもらう、フリーマーケットで販売する。

じゃあ、頑固な染みなどで汚れてしまった服はどうしますか?

やはり、相当価値のある服以外は捨てるしか選択肢がありませんよね。

そこで、汚れたら黒く染めちゃえばまだ着られる!そんなサービスのご紹介。

PANDA BLACK|WWFジャパン

ファストファッションブームなどもあり洋服が過剰生産され、作っては捨て作っては捨てるようになりつつあったところから、ファストファッションブームの僅かな陰りと共に、かなり洋服のリサイクルにも目を向けられるようになって来ました。

それでも日本は洋服のリサイクル率がとても低い国なのだそう。

「服も地球の資源を使ってつくられる。だから一着の服を大切にすることは、地球環境を大切にすることでもあります。」

という表現からも見られるとおり、こちらを主宰するのはWWFジャパンという、人類が自然と調和して生きられる未来を目指し、約100カ国で活動している環境保全団体です。

ちょっと汚れたり、
ちょっと古くなったり、
ちょっと傷ついたり。
それだけで捨ててしまうのは、
やっぱりモッタイナイ。

黒に染めれば服はもう一度生まれかわれる。

ちょっとした汚れも、ちょっとした傷も、黒なら帳消しにしてくれる。しかもシックでかっこよくしてくれる。
PANDA BLACKは、服をもう一度着る(REWEAR)ためのプロジェクト。
黒に染め直して、もう一度じぶんで着たり、誰か別の人に手渡したり。
一着をながく着まわすことで、環境への負荷を減らしていく活動です。

着られなくなった大切な服。
黒に染めてもう一度着ませんか?
個人的にもこういったREWEARのような精神は大切だと思っており、F-STREET CHIEF'S BLOGでも何度か染み抜きやリペアの記事を取り上げて来ましたが、これは全く逆の発想。

シミが抜けないなら黒に染めてしまえっていう発想。

元々、ヴィンテージ古着の世界では何十年も前に作られた服をREWEARし、同じように致命的な汚れがあれば後染めで染めたり、致命的なダメージがあればそれをアジとして着られるようにデザインを意識したリペアを施したりして着てきました。

近年ではファッションが「モテる」という方向に向かいすぎた結果、女性受けする「挑戦しない!失敗しない!無難カッコいい!」をテーマとした『モテ服』を目指したメンズファッションプラスというECが脚光を浴びるなど、服に個性は必要ない!という時代になり、個性のない服を低価格で販売するファストファッションが隆盛を誇りました。

そういった文化ではなかなか根付かないであろうREWEARという新文化。
こういったサービスがどんどんリリースされるとファッションが一つ昇華したものになるのではないでしょうか。

こちらのサービス、染めは黒染め一筋の大正4年創業の京都の老舗「株式会社京都紋付」による染めで、クオリティには絶対的な信頼感がありますね。

コチラBEFORE-AFTERの一例です。


ジージャンもこの通りブラックデニムより更に漆黒のブラックジャケットに。


こちらはわかりやすい一例ですね。
染みだらけになった白いシャツがブラックシャツに返信。


デニムパンツもやはり、真っ黒に。


バッグなどの小物類も可能です。

このほか、PANDA BLACKのキャンペーンサイトでは著名人のBEFORE AFTERが掲載されていますので、そちらも是非。

PANDA BLACK|WWFジャパン

価格は100gあたり1900円(2点目1700円)から。