大丸心斎橋店本館建て替え

御堂筋のシンボル的存在として長く心斎橋の顔であり続けた大丸心斎橋店本館が建て替えられるようです。

画像:大丸

建て替えは激化する周囲の商業施設との競争力の強化を図って行われるようです。

大丸心斎橋店本館は建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリスの建築物として歴史的にも価値のある建物であるため、また風格ある街並みの継承という観点から、御堂筋側の外壁は残す方向で検討中とのこと。

建て替えのため、今年の12月30日より営業を終了し、リニューアル工事に取り掛かるそうです。

ウィリアム・メレル・ヴォーリスは滋賀県近江八幡市にある近江兄弟社の創立者で、大丸京都店や同志社啓明館・致遠館・アーモスト間、何年か前に取り壊し騒動で話題となった滋賀県の豊郷小学校、東華菜館などなど数々の芸術的な近代建築を残している建築家です。

今後は歴史的な建築物と現代のデザインの融合のような店舗で、新たな姿となってリニューアルされるよう。
周辺の競争の激化で不振が続く大丸心斎橋店ですが、建て替えが起爆剤となるのか、今後も注目していきたいところです。

ヴォーリズ建築については下記サイトに詳しいです。
ヴォーリズを訪ねて|外部サイト

参考:大丸/心斎橋店本館を建替え|流通ニュース