雑誌『2nd(セカンド)』2023年6月号「レアなスニーカーはいらない」特集号発売!

 雑誌『2nd(セカンド)』2023年6月号「レアなスニーカーはいらない」特集号が4/14に発売となっています。


スニーカー業界には“ハイプスニーカー”という言葉があります。これは端的に言えば、「入手が難しく、かつ市場価値の高い人気モデル」のスニーカーのことを指し、コレクションや転売目的で購入されることの多いジャンルです。しかし、トラディショナルを重んじる我々『2nd(セカンド)』にとっては、履くこともなくオブジェのように飾られるハイプスニーカーよりも、毎日履いて、ボロボロになった普通のスニーカーの方が魅力的に見える。そんな思いで今回の「スニーカー特集」を製作しました。第一特集「レアなスニーカーはいらない」では、お気に入りの私物スニーカー紹介企画や、約150年にもわたるスニーカー史を表した年表、スタイルサンプルに新作紹介など、“ハイプ”ではないある意味“普通”のスニーカーだけに絞って、様々な切り口から企画を製作、掲載しております。第二特集では、この4月から東京での生活を始める社会人や学生たちに向けた「新東京人の皆さん、まずはここへ。東京ショップ案内」を収録。「まずは、ここに行けば間違いない」という視点でイチ推し店舗をセレクトした、『2nd(セカンド)』らしいユニークかつ濃密なショップガイドです。どんなスタイルが好きか、どんな服が好きかによって、どの店に行くべきかが、ひと目で分かるようになっています。

レアなスニーカーはいらない。


コレクション目的ではなく、あくまで「常に履いていたいから」買っては履きつぶして、を繰り返している。それほどまでに愛用しているスニーカーをファッション業界人に紹介してもらう「私の“常備スニーカー”を紹介します」企画をはじめ、この特集に出てくるのはローテクと呼ばれる、言い方を変えれば等身大なスニーカーばかりです。たとえば、「Dirty Kicks Men」という企画は弊誌お馴染みのグラビアページですが、モデルが履いているスニーカーはピカピカの新品、ではなく、使い古してボロボロになったものだけ。けれど僕たちにとっては、そんなスニーカーのほうが実に魅力的に思えます。それは、日ごろから断然革靴派を明言している我々だからこそ、なのかもしれません。革靴だって経年変化こそが醍醐味ですから。希少かつ高価なスニーカーを求めている人にとっては、この特集はなんの役にも立たないでしょう。しかし、この我々の哲学に共有してくれる方々にとってはこれ以上ない最高のスニーカー本となりうること間違いなしです。

私の“常備スニーカー”を紹介します。


決してコレクション目的ではなく、あくまでワードローブの必需品として集めては履きつぶしている、洒落者たちの“常備スニーカー”を紹介。特に「SUN/kakke(サンカッケー)」のデザイナーである尾崎雄飛(おざき・ゆうひ)さんのVANZ(ヴァンズ)[SLIP-ON(スリッポン)]愛は尋常ではありません。なんとこのモデルだけで、所有足数は約20足と言うから驚きです。さらに、1990年代半ばに生産終了を迎えたメイド・イン・USAしか持っていないというこだわりっぷり。「スタイリングしやすい、薄くてトゥにかけてシュッとしたオールドヴァンズならではのフォルムが好き」と語る尾崎さん。コンディションが良く、マイサイズの個体を古着店などで見つけるたびに買い足しているそうです。この企画では、総勢9名の“常備スニーカー”コレクションを紹介します。

CLASSIC SNEAKERS STYLE SAMPLE

革靴であろうがスニーカーであろうが、やはり定番モデルの安定感は格別です。この企画では、「デッキ」「レトロランニング」「ミリタリー」「コート」「アウトドア」と5つのカテゴリに分けて、スタイリングやおすすめモデルを紹介します。計15体も掲載しているスタイルサンプルのうちクラシックアウトドアのスタイルに合わせたブラウンのデッキスニーカーは「Sperry Top-Sider(スペリー トップサイダー)」に「BEAMS PLUS(ビームス プラス)」が別注をかけて製作した[CVO(キャンバスオックスフォード)]というモデル。70年代のモデルをベースに、定番のキャンバスではなく毛足の長いスウェード素材を採用した一足で、紐無しでも着用できるようタンの部分にゴムが付属した仕様が使いやすさを向上させています。そもそも「濡れた甲板の上で滑りづらくする」という目的で生まれたデッキシューズは、このようにアウトドアなどのヘビーデューティ系アイテムと相性抜群です。レザー製のデッキシューズよりもこなれた印象に仕上がるでしょう。

あのヴィンテージスニーカーをエイジングで再現。


昨今の古着ブームに乗じてなのか、スニーカーもヴィンテージが人気のようです。多くの有名ブランドが、新品なのに“履き古したかのような”エイジング加工を施したモデルをリリースしていることからも見てとれます。なかには自らスニーカーにエイジング加工を施すことができる「エイジングペン」なるものも存在します。そこで、カスタム&古着大好き編集部員のナマタメが、エイジングペンを使ったヴィンテージスニーカーの再現に挑戦しました。「かつてアイビーリーガーが履いていたスペリートップサイダーのキャンバスオックスフォードを再現したい」、「古着店で見かけ、欲しくても買えなかったSAUCONY(サッカニー)の[SHADOW(シャドウ)]を再現したい」などなど、私利私欲混じりではありますが、手順・コツ・注意点が分かる、ためになるページに仕上がっています。ぜひ読者のみなさまにも、本企画を参考に実際に試していただきたいと思います。

“背景”で選びたい服好きが精読すべき「教養としてのスニーカー考」


断然革靴派を明言してきた2nd読者は、スニーカーを選ぶうえでなにを重視するか。その最重要項目のひとつとして、革靴の名作同様「背景があるかどうか」が挙げられます。16Pもの大ボリュームでお届けする「教養としてのスニーカー考」企画では、ストーリーのある10足の名作を深掘り。たとえば、CONVERSE(コンバース)のCANVAS ALL STAR Hi(キャンバス オールスター ハイ)、ADIDAS(アディダス)のSTAN SMITH(スタンスミス)、PUMA(プーマ)のCLYDE(クライド)など、錚々たる顔ぶれです。それらの製作秘話について、とことん語り尽くします。また150年にもわたるスニーカーの歴史を年表形式で紹介するページも。“語りどころのあるモノ”が好きな方にとっては、これ以上ない永久保存版的な内容になっています。上野の名店「ミタスニーカーズ」のクリエイティブ・ディレクターであり、スニーカーに関する膨大な知識をもつ国井栄之(くにい・しげゆき)さんに全面的にご協力いただきました。

新東京人の皆さん、まずはここへ。東京ショップ案内


第二特集として、弊誌の発売月である4月から東京で新生活を始める社会人や学生の方々向けのショップガイドを収録。普段のスタイルや自分の服の好みなどによって、どんなお店に足を運ぶべきかが、ひと目で分かる特集になっています。掲載しているのは全部で8店舗。名店中の名店「原宿キャシディ」から、フレンチスタイルを得意とする「Godard Haberdashery(ゴダール ハバダッシェリー)」、東京イチ大規模な「古着屋JAM原宿店」など個性豊かなショップ群の、店内外の雰囲気やおすすめアイテムをできる限りたくさん紹介しています。他誌では見られない2nd(セカンド)らしい店舗セレクト。本誌片手に東京の街へ繰り出していただきたいと思います。