岸和田カンカンベイサイドモール売却で大規模リニューアルの予定!

大阪府岸和田市のショッピングモール「岸和田カンカンベイサイドモール」をアメリカの「ラサール インベストメント マネージメント社」が組成した特別目的会社「岸和田プロパティ合同会社」を通じて8月5日、信託受益権を取得しました。


岸和田カンカンベイサイドモールはイズミヤを中心にユニクロやマックハウス、セリアなどが入るEAST館が1997年に、ABC-MARTやPALグループのアウトレット、グローバルワークやローリーズファームなどのアダストリア系のアウトレット、好日山荘のアウトレットなど、アウトレットを中心にしたショッピングモールにレストラン街や映画館を備えたWEST館が1999年に開業しました。

開業当初は近隣でもいち早くアウトレットを誘致し、注目度が高く多くの来客数を誇ったものの、翌年2000年にりんくうプレミアムアウトレットが泉佐野市にオープンするとやや存在感が薄らぎ、更に和泉市にはコストコやららぽーと和泉が開業するなど周辺のショッピング施設との競争が激化。
昨年いっぱいで核テナントのイズミヤが閉店するなど苦戦を強いられていました。

買収後はEAST棟もイズミヤの跡地にテナントを誘致、更にEAST館の大規模リニューアルを実施し、再建を目指すようです。

想像される課題としてはりんくうプレミアムアウトレットと共存出来るようなテナント構成が必要なのではないかと思います。

また、私自身、岸和田カンカンベイサイドモールは車で10分ほどのところに住んでいたことがあり、最もよく利用していた商業施設でしたが、近所に住んでいた者からすると岸和田駅から徒歩13分という微妙な立地、更に阪神高速湾岸線岸和田南ICからは1分という好条件ながら、大阪市内や堺市内からは来ると一旦数百メートル行き過ぎたところにICがある心理的なアクセスのしづらさがネックではないかと思います。

個人的に何度も通った非常に思い入れのある商業施設なので、是非、魅力的なショッピングモールへと再建して欲しいです。

なお2017年3月、ライバルの筆頭格、近隣の大型ショッピングモール「イオンモールりんくう泉南」で大規模リニューアルが実施されました。
競争は熾烈の一途ですが、カンカンにも是非、再建して頂きたいです。

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参考:【不動産】岸和田カンカンベイサイドモールを19億円で売却/将来の収益性回復は難しいと判断/日本リテールファンド投資法人|建設ニュース