スタートトゥデイがアラタナを買収!の陰でひっそりリブセンスがwaja社を買収!

ファッション特化型ECトップの「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイがEC関連事業やWEBマガジン「honeyee.com(ハニカム)」「.fatale(ファタール)」を運営するアラタナを株式交換によって完全子会社化すると発表しました。


Fashionsnap.comによるとアラタナはネットショップの構築サービス「カゴラボ」をはじめ、マーケティング支援の「ECコンサル」、商品ページ作成・バナー作成等のデザインツール「SketchPage」、レコメンドエンジンの「楽レコ」などのサービスを展開しているとのこと。

スタートトゥデイの運営するZOZOTOWNなどのECサイトを更に拡大成長させていく狙いがあるよう。

なおスタートトゥデイのM&Aはクラウンジュエル、「ストアーズ・ドット・ジェーピー(STORES.jp)」などを手掛けるブラケット、電子雑誌書店「マガストア」を運用·開発するヤッパに続く4案件目との事。

今日は、この買収劇が大々的に取り上げられましたが、その陰で同じく今日、アルバイト情報サイト「ジョブセンス」などを運営する上場来最安値を絶賛更新中のリブセンスがファッションECサイト「waja」を運営するwaja社を買収したと発表しました。

リブセンスは現在、SEOペナルティーとしてGOOGLEから検索順位を大幅に下げられており、得意としてきた検索エンジンでの集客に苦戦。
業績がグングン悪化し、現在、上場来最安値をグイグイと更新中です。

明日26日には第9回となる定時株主総会が開催予定で、ここで一つ好材料を出しておきたかった雰囲気がムンムンの買収劇となりました。

wajaを買収した目的は求人・不動産・BtoB領域に続く新領域への展開を模索する中で、EC領域、特に不便や課題が多く潜在市場規模(※3)の大きいCtoC・越境EC領域に着目したとの事。

昨年より、フリーマーケットアプリ「メルカリ」が物凄い勢いで成長中で、既に1100万ダウンロードに達しており、また今年に入り、ハンドメイド専門CtoCアプリ「minne」を展開しているGMOペパボが資金調達に成功し、minneのテレビCMを打ち、一気にダウンロード数を伸ばし、4300円程度だった株価が一気に8000円程度までかけ上げるなど(現在は6,690円)、CtoC領域が現在、IT業界最大の注目市場となっております。

リブセンスの得意とするところは、大きな市場に後発で参入して勝ちあがるといったイメージがあり、このCtoCへの参入は注目したいところです。