この問題は90年代の大レプリカジーンズブームで若者が色落ちの良さを競い合った頃から永遠のテーマとして議論されてきました。
そこでジーンズの洗濯頻度についてのアンケートに注目。
ジーンズの洗濯頻度は?「毎回洗う」人はわずか13%!「色落ちが嫌」「洗うと縮む」|アメーバニュースこれは社会人500人を対象に取られたアンケートで、このアンケートによると使用後必ず洗う人は500人中、わずか66人(13.2%)となっています。
http://news.ameba.jp/20141212-511/
ジーンズを洗う頻度は?
・週1回 98人(19.6%)
・月に1回 94人(18.8%)
・使用後必ず 66人(13.2%)
・2週に1回 64人(13.0%)
・3ヵ月に1回 46人(9.2%)
・半年に1回 41人(8.0%)
・その他 40人(8.0%)
・洗わない 34人(6.8%)
・一年に1回 17人(3.4%)
また反対に洗わない人も34人と、おおよそ毎回洗う人の半分ぐらに割合で、全く洗わない人がいる事がわかります。
洗濯しない理由としては、「色落ちが嫌」「縮み」「生地の痛み」「色移り」といったところが挙げられています。
色落ちが嫌というのは、近年の特徴ですね。
ジーンズをインディゴカラーのカラーパンツとして穿く人が増えてきていて、元のジーンズの最大の魅力とされてきた「経年変化」「色落ち」といったところが嫌われるようにもなってきています。
以前は洗濯しない理由が「良い色落ちになるから」といった理由だったのですが、今は全く正反対の理由で洗わない人が多いという、なんとも面白い流れですね。
生地の痛みや縮み、色移りといったところは洗濯の方法で大きく変わる部分ですので、こうした点に対する懸念を払しょくするには正しい洗濯の知識を持つ事が大切です。
そこで注目したいのが生活ノウハウサイト「nanapi」のこちらの記事。
これが正しい!EDWINが教えるジーンズの洗濯方法|nanapi
http://nanapi.jp/119294/
ではジーンズを洗う頻度はどのぐらいがベストなのでしょう。
ジーンズを洗う頻度は基本的に「汚れが気になったら洗う」でOKです。洗う頻度によって色や風合いが変化し、個性を出すことができます。との事で、ジーンズは汚れが気になったら洗う(毎回でもOK)というのが基本的な考え方の様です。
EDWIN・北野秀樹さん「ジーンズは穿くたびに洗ってもまったく問題ありません。ニオイや汚れなど、自分が洗いたいと思ったときに洗うようにしてください」
またジーンズを洗うメリットとして「ジーンズに味(=個性)が出る」「長持ちさせることができる」といった点が挙げられています。
これ、どちらも反対に認識しておられる方も多いのではないでしょうか。
90年代のレプリカジーンズブームの時はファッション誌などでも公然と、「ジーパンは洗わない方が良い色落ちになる。」といった事が書かれていました。
当時の若者たちは皆揃ってジーンズを洗わずに穿き込み、時折、勝手に母親に洗濯されて、母親に「なんで勝手に洗うねん!」と起こった物です。
今現在でもそうした考えをお持ちの方がいらっしゃいますが、近年では「ジーパンは正しく洗濯をすれば洗った方が良い色落ちになる」とされるようになってきました。
nanapiの記事では「長持ちさせるための洗い方」「色落ちさせないための洗い方」といった二つの方法が書かれていますが、どちらにしても心掛けたいのは
- 裏返しにして洗う
- 洗剤は天然系洗剤(界面活性剤や漂白剤の入っていないもの)
- 他のものと一緒に洗わない(色移り防止)
- 日陰干し
といった点です。
そして注意点は洗いすぎない事です。
洗剤を必要以上に入れたり、洗濯機を長く回したりすると、反対にジーンズにはマイナスになる事もあります。
洗剤は通常の粉や液体の洗剤ではなくオシャレ着洗い用の(エマールなど)の中性洗剤が良いと思います。
また、最近はジーンズ用洗剤なども販売されていますので、こだわられる方はこちらもオススメですね。
こうした洗剤も開発されるほど、ジーンズは洗うものという考え方が定着しはじめております。
正しい知識を持って、ジーパンライフを楽しんでください。