JR大阪三越伊勢丹事実上閉店、セレクト業態「LUCUA 1100」に。

苦戦が続き、売り場を半減させ、専門店LUCUAとのワンストップショッピングを目指し改装中のJR大阪三越伊勢丹ですが、改装後はセレクト新業態「LUCUA 1100(ルクアイーレ)」となるそうで、事実上、百貨店としてのJR大阪三越伊勢丹は消滅するようです。

JR大阪三越伊勢丹が「ルクア イーレ」に看板替え セレクト新業態出店
http://www.fashionsnap.com/news/2014-11-13/lucua-1100/
「ルクア イーレ」は、集客力や話題性の高い専門店と、売場づくりの強みを再編集した「isetan」を融合させた新タイプの商業施設。百貨店部分の「isetan」は、"伊勢丹新宿店のMD供給力"を最大限に活用し、凝縮させて展開する新しい出店形態となる。各フロア・ゾーンごとに「isetan」が軸の名称を設定し、8階をメンズウェア・雑貨、4階をウィメンズとメンズのウェア・雑貨、2階をファッション雑貨と化粧品、1階をシーズン雑貨、地下1階をシューズ&バッグとアクセサリー、地下2階を食料品で構成。競合を意識した品揃えと価格政策の再構築、面積設定の検討を行い、駅立地の利便性とルクアとの連動性に考慮した売場をつくって幅広い世代に訴求していく。既存店舗との違いを明確にするため、ロゴには大文字ではなく小文字の「isetan」を使用。伊勢丹のブランドイメージを生かしつつ、認知度とロイヤリティの向上に向けたイメージ戦略を打ち出していくという。

やや複雑で、まだ改装後の全容がよく見えてきませんが、JR大阪三越伊勢丹は消滅するようです。

周辺にいろいろありすぎて、被らないようにしようとしているうちに、なんとなく複雑になってしまった、というような雰囲気を感じますが、新業態が受け入れられるには、ある程度消費者にも「百貨店なの?ショッピングセンターなの?」というところをもう少しわかりやすく説明する必要があるように思います。

ただ、立地は抜群の場所ですので、少し業態を変えて、しっかりと周辺の客層に受け入れられれば、一気に成功する可能性も秘めており、今後の情報にも注目が必要ですね。

元々は「15年初めの改装オープンを目指し」とされていましたが、来春開業予定となっておりますね。