Samurai magazine6月号発売中止
先月倒産した雑誌社インフォレストから刊行されていたメンズストリート系ファッション誌「Samurai magazine(サムライマガジン)」はインフォレストの事業停止に伴い、5月7日発売予定だったSamurai magazine6月号の発売を中止した事を公式twitterで発表しました。
サムライマガジン読者の皆様へ pic.twitter.com/VMHnLhsjRg
— samuraimagazine (@samuraimagazine) 2014, 5月 6
画像が見にくいので書き起こしますとサムライマガジン読者の皆様へとなっております。
まずこのようなご報告を皆様にしなければならないことを、心よりお詫び申し上げます。
ニュースなどでもご存知の方もいらっしゃると思いますが、発売元のインフォレストが負債をかかえ事業停止となりました。それにともない5月7日発売予定でした「サムライマガジン6月号」の発売ができなくなってしまいました。編集部としましては、引き続き、サムライマガジンを存続させる手段を探って参りましたが、現時点では白紙の状況です。
5月号の次号予告でも告知しましたように、6月号の表紙は「SATANIC CARNIVAL'14」の出演者のアーティストの皆様にお集まりいただき、撮影済みでした。素晴らしいアーティストの皆様にお集まりいただき、とても特別な表紙撮影となりました。中面もたくさんのストリートブランドにご協力いただき、「今、買いのアイテムとその着こなし」をお届けする予定でおりました。この号を楽しみにしていただいていた皆様にお届けできないことを大変申し訳なく思っています。申し訳ございません。
このような状態で、15年の歩みを止めることになってしまって、残念で仕方ありません。近いうちに、また皆様に「サムライマガジン」をお届けできることを強く希望しております。
いままで、サムライマガジンをご愛読いただき、本当にありがとうございました。
サムライマガジン編集部一同
Samurai magazineとは
Samurai magazineは先日倒産したインフォレストが刊行していたSTREET(ストリート) FASHION(ファッション) MUSIC(ミュージック) LIFE STYLE(ライフスタイル)をテーマにしたメンズストリート系ファッション誌で、10代後半~20代前半の男性がターゲット層。公称発行部数は20万部。音楽シーン、特にヒップホップやレゲエといったストリートに根差した音楽をルーツにしたファッションや、スケートボード、サーフィン、BMXなどのストリートスタイルを取り上げることが多く、まさに「ストリート系」の男子のファッションバイブルとなっていました。
発売予定だった6月号は?
発売予定だった6月号の告知画像はこちら。「スニーカー×ショーツの相性学」や「今季の旬はやっぱりスポーツミックススタイルだ!」など、今季、Samurai magazineがプッシュしようとしていた流行が垣間見えますね。
今後はどうなる?
現在のところ、兄弟誌の「Samurai ELO」は三栄書房に移管されており、その他、「女子カメラ」や「i Bought」はミツバチワークスに移管されていたり、他社から見て魅力的と思われた雑誌は既に移管先が決まっており、移管先が決まらず廃刊が噂される「小悪魔ageha」などとともに廃刊となるのが濃厚といったところではないでしょうか。
メンズストリート系ファッションを取り扱う雑誌は売り上げ減が深刻で、雑誌の数も年々減少しており、このまま廃刊となりますと、また貴重な雑誌が姿を消すことになります。
メンズストリート系ファッションを取り扱う雑誌は売り上げ減が深刻で、雑誌の数も年々減少しており、このまま廃刊となりますと、また貴重な雑誌が姿を消すことになります。