STUSSYのスタジャンに注目。「スタジャンが若者に再燃」

毎日新聞でスタジャンなどの80年代ファッションが流行しているという記事が出ていました。

バブルファッション:じわじわと スタジャンが若者に再燃|毎日新聞
http://sp.mainichi.jp/select/news/20131220k0000e040249000c.html 
1980年代のバブル時代に流行したスタジアムジャンパー(スタジャン)などのファッションが若者の間で再燃している。当時、青春時代を過ごした40〜50代には懐かしい服装も、現代の若者たちには新鮮に映るらしい。ここ1、2年でじわじわと人気に火が付き、すっかり定着しそうな勢いだ。...
この記事で注目なのがSTUSSYで取材しているところがポイントですね。

若者らでにぎわう福岡市博多区の大型商業施設「キャナルシティ博多」。ストリート系のファッションを扱う「STUSSY(ステューシー)」では、店内の目立つ位置に数種類のスタジャンを陳列している。本田侑一郎(ゆういちろう)店長(28)は「今年は男女問わずスタジャン目当ての客が増えている」。スタジャンの売り上げは前年11月同期比で10〜20%増という。」
STUSSYはU.S.Aブランドという事で、80's90'sブームの昨今は特にヴィンテージを扱う古着屋などでも取り扱いが増えております。
そのSTUSSYは以前よりスタジャンを作っており、古着屋界隈でもその評価が非常に高いアイテムです。


STUSSYでは元々売れてたのではないかというツッコミは入れたくなりますが、 STUSSYでの前年同期比でも購入率が上がっているという事は、スタジャンの人気が上がっているのは間違いのないところですね。

スタジャンは切り返しやワッペン、ボタン、リブなど非常にデザイン性の高い、デザインポイントの多いアイテムで、レザーであったりメルトンであったりと高品質の生地を使う事も出来、非常にバリエーションの多いアイテムなので、ファストファッションブランドとの差を生みだしやすいアイテムかもしれません。


こちらなどはボディにオンブレチェックを持ってきており、このようなバリエーションになってくるとオールドモノにはない魅力があります。

今期以降、スタジャンを作るブランドが増えてくれると楽しいですね。

また同記事では80'sレディースファッションにも言及しております。

同市中央区のファッションビル「福岡パルコ」の女性向けショップ「ROSE BUD(ローズ・バッド)」はこの冬、70、80年代に流行したアイテムに今年らしさを加えた。丈が長めのタイトスカートやつばの大きな帽子などバブル時代のファッションをほうふつとさせる商品が並ぶ。娘と訪れ「私も昔同じような服を着ていた」と懐かしむ母親もいるとか。
ファッションは30年ぐらいでおおよそ一周するので、また成長の過程で母親の趣味に少なからず影響を受けて育つので、いつの時代も母親の来ていた服を娘世代が着るというのは繰り返されて来た事ではあります。

若者のファッション事情に詳しい香蘭女子短大(福岡市南区)ファッション総合学科の河地洋子教授(69)は「バブル期の服にはデザイン力に勢いがあった。最近は大量生産のファストファッションが流行し、独創性がなくなってきており、若者が当時のファッションを目新しいと感じて取り入れるのではないか」と分析している。
先生が素晴らしいことをおっしゃっていますね。
少しづつ若者世代から流行の変化が出てきているのは間違いないところかと思います。