中国で中国消費者協会がファストファッションブランドの衣類70点を調査した結果、半数以上の45点が品質に問題があったと発表しました。
有名ブランドも品質不合格 ファストファッション サンプリング調査 - SankeiBiz
この調査はファストファッションブランドが中国でも浸透してきた結果、その品質問題が度々指摘されていることにより調査されたものです。
品質の問題を指摘された中には日本にも進出していて世界有数のトップブランドであるスペインのZARAやアメリカのGUESSなどもあったようで、綿の含有量不足や、色落ちの問題が指摘された商品が多かった他、中にはホルムアルデヒドが検出されたものもあったようです。
色落ちや綿の含有量不足は消費者も安かろう悪かろうで、多少は覚悟して購入している人がほとんどだと思いますが、ホルムアルデヒドの検出となってくると人体に有害ですし、これは安かろう悪かろうで納得出来ないところがありますね。
下手したら健康被害も出かねません。
下手したら健康被害も出かねません。
ZARAでは中国消費者協会に内容を確認しているようで、品質に問題があると確定した時点で返品買い取りを検討しているようです。
ある程度は想定内とは言え、半数以上に問題があったり、ホルムアルデヒドの検出は予想以上ですね。
ファストファッションブランドの隆盛で、安いのが当たり前になり、大量購入や使い捨て感覚でファッションを楽しめる利点はありますが、例えば部屋着や普段着にするからといって、品質に問題のあるものを日常の大半の時間身に付けて過ごすのは怖いですね。
今回の調査は日本での話ではありませんが、かと言って対岸の火事というわけでもありません。
食品業界では昨今、中国の工場での杜撰な製造や食材管理が問題となり中国離れが起きています。
アパレルでももしかすると今後、同じような道を辿り、ゆくゆく日本製回帰のような流れになる可能性もあると思われます。
食品業界では昨今、中国の工場での杜撰な製造や食材管理が問題となり中国離れが起きています。
アパレルでももしかすると今後、同じような道を辿り、ゆくゆく日本製回帰のような流れになる可能性もあると思われます。
全てを日本製にとは言わないまでも、品質にも今一度意識して買い物を楽しみたいですね。