MCM日本再上陸。需要は意外なところに?

ドイツのバッグブランド「MCM」が4月に日本に再上陸するようです。



【総合】MCM本格再上陸、4月銀座に直営店|繊研プラス
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 ドイツのバッグブランド「MCM」が、日本市場での本格的な出店を再開する。昨年8月にMCMファッショングループジャパン(東京、加賀美由加里社長)を設立し、セレクトショップへの卸販売を行ってきた。今年は4月の銀座への直営店出店を皮切りに、全国主要都市に直営店を出店。百貨店でのコーナーやインショップでの出店も計画し、期間限定ショップの展開を始める。初年度売り上げは30億円を目指す。
MCMは1976年ドイツのミュンヘンで創業されたブランドで、バッグや財布など革製品を中心に、質実剛健な作りと独特なデザインで90年代前半頃には日本でも大流行しましたが、その後、流行が去り、いつしか「おじさんのブランド」「ヤンキー憧れのブランド」といったようなイメージがついておりましたが、それも一周し、そういったイメージが払しょくされたタイミングでの日本再上陸といったイメージです。

同様に同時代に流行ったKENZOが再び若い世代の間で流行したのを狙って、といったところもあろうかとは思いますが、MCMを調べてみると意外なところに需要がありそうな事がわかりました。

MCMの商品を国内の並行輸入業者で調べてみると、なんと韓国を連想させる文字が目立ちます。


それもそのはず、現在、MCMは韓国のアパレル系企業の傘下にあるようです。
本社はドイツにあるようですが、韓国の企業の傘下にある事もあって、現在、韓国で大人気のようです。

そして、その愛用者にはBIG BANGのG-DRAGONをはじめBEASTのチャン・ヒョンスン、少女時代、2NE1などなど日本でも人気と知名度のある韓流スターや韓流アイドルも名を連ねており、韓流スターのファンの方々の間では既に知れた存在のようです。

そうなると当然、日本でも一定の需要は見込めます。

例えば女性ファッション誌an・an(アンアン)の最新号の表紙は東方神起。


同じくRay最新号も。


と、まだまだ韓流スターの人気は健在で、再上陸後のMCMもまずは女性の方から人気が出て行くかもしれませんね。

初年度の売上目標は30億円との事で、ファッション業界にも韓流ブームが吹き荒れるか、注目したいところです。